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2018.05.30 07:30

世界10大ストリーミング企業「中国・インド・中東」勢が躍進

(Photo by Chesnot/Getty Images)

ストリーミング業界ではスポティファイの好調ぶりが知られるが、利用人口(無料ユーザーを含む)の観点で見るとこの分野のトップは世界15億人が利用するユーチューブだ。また、2位は中国のNetEase(網易)の「NetEase Music」で約4億人。

3位はベルリン本拠の「SoundCloud」で利用者数は1億7500万人。また、「中東のスポティファイ」と呼ばれるレバノン企業の躍進も目立っている。

ここでは世界で最も人気のストリーミングサービス10社を、利用人口順にご紹介する(カッコ内は本拠地を置く国)。

1. ユーチューブ(米国):15億人
月間アクティブユーザー数(MAU)が15億人を超えたユーチューブは、世界の音楽ファンに最も利用されているストリーミングプラットフォームだ。同社は5月に新たな音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」をアナウンスした。

2. NetEase Music(中国):4億人
中国のインターネット大手「NetEase(網易)」が運営するストリーミング事業「NetEase Music」は海外では無名だ。しかし、14億人近い人口を誇る中国でNetEase Musicは、4億人を超える利用者を獲得している。

3. SoundCloud(ドイツ):1億7500万人
2007年に始動したベルリン本拠の「SoundCloud」は世界でトップ3に入る利用人口を抱えるストリーミングサービスだが、そのほとんどは無料ユーザーで、幾度となく経営危機が報じられている。

4. スポティファイ(スウェーデン):1億7000万人
2008年にサービスを開始した「スポティファイ」はストリーミング分野で最も成功した企業にあげられる。2018年1~3月期の決算報告で同社は3月末の月間アクティブユーザー数(MAU)が1億7000万人、有料会員数は7500万人であると発表した。

5. iHeartRadio(米国):1億人
2008年に創業の「iHeartRadio」は全米850局のラジオ局を傘下に持ち、ラジオ型のストリーミングサービスを提供するほか、2016年からはオンデマンド型ストリーミングサービスの「All Access」を始動した。同社は昨年、登録ユーザーが1億人を超えたことを明らかにした。
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編集=上田裕資

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