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2018.05.30

世界10大ストリーミング企業「中国・インド・中東」勢が躍進

(Photo by Chesnot/Getty Images)


6. パンドラ(米国):7400万人
パンドラはこの分野で最も古い企業の1社だが、近年は利用者数を伸ばせてない。スポティファイのようなオンデマンド型ではなく、ラジオ型のストリーミング事業を運営するパンドラは昨年、米国以外の唯一の海外拠点だったオーストラリアとニュージーランドから撤退すると宣言した。

7. Gaana(インド):5000万人
インドのメディアコングロマリット「Times Internet」が設立したストリーミングプラットフォーム「Gaana(ガーナ)」は海外ではほとんど知名度がないが、人口13億人のインド市場で強力な支持を集めている。Gaanaは昨年11月に5000万人の利用者を獲得したと宣言した。

8. アップルミュージック(米国):5000万人
アップルミュージックは、利用人口の点では世界トップクラスのサービスとはいい難いが、5000万人の利用者のほぼ全てが有料会員であり、収益的には最も成功したサービスと呼べる。

9. Anghami(レバノン):3300万人
北アフリカや中東地域に特化したストリーミングサービスとして知られるのが「Anghami(アンガミ)」。この地域では競合が少ないなかで、同社は現地のモバイル企業との提携でユーザー数を拡大した。中東のスポティファイとも呼ばれるAnghamiはワーナーミュージックとも提携を結んでいる。

10. Deezer(フランス):1200万人
フランスで始動した「Deezer」はCDと同等の音質(44.1kHz/16bit FLAC)を特徴としたストリーミングサービス。ユーザー数は1200万人以上とされるが、興味深いのは900万人もの人々が有料で利用中である点だ。日本には昨年12月に「Deezer HiFi」として上陸し、音質にこだわるユーザーを獲得しようとしている。

編集=上田裕資

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