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ㅤ鎌倉市在住のフリーランスライター兼編集者

鳴海禎造 glafit代表取締役社長

今年8月、総額1億2800万円超とクラウドファンディングの資金調達額で日本記録を樹立した、「glafitバイク GFR-01」。鳴海禎造社長に「商売」の原点、恩師からの教えについて聞いた。


大学卒業後、故郷の和歌山で自動車販売・修理ショップを創業。以来、輸出入業やパーツ販売などを含め、車に関わるビジネスを続けています。

2012年に自社ブランド「glafit」を立ち上げたところ、バイク好きの社員が電動バイク製作を提案してくれまして。地方はバスや電車がなく、行きたい店が点在している。その点と点を埋められたらつくる意義も十分あると考え、製作に踏み切りました。

そして今年、クラウドファンディングサイトMakuakeで折りたたみ式電動ハイブリッドバイク「glafitバイク GFR-01」を展開したわけですが、想像をはるかに超える資金調達ができた理由は、自動車業界・バイク業界関係者からも意見をいただき、企画を1年練ったこと。クラウドファンディングを始めた瞬間からいきなり「お願いします」というのではなく、始める前に応援してもらえる関係をどれだけ築けるかが重要だと考えます。

僕の「商売」の原点は「ないものを手に入れること」。子どものころから電化製品が家になく、小学生のときに友達が「ドラえもん」の話をしてもついていけないので、粗大ごみの日にテレビを自力で拾ってきたのが始まりです(笑)。

高校はその年に開校した地元の私立校で、同級生はロレックスの時計やシャネルのサングラスを身につけている御曹司ばかり。僕は小遣いがなく、バイトも学校が禁止していたから、青春18きっぷを購入して東京に行き、東京限定の服や靴などを購入して、個人売買仲介雑誌で転売を始めました。

大学時代は、ようやく家庭にパソコンが普及しだしたタイミングで、自分でパーツを組み立ててオリジナルのパソコンを製作し、販売しました。その後、マンガ『頭文字D』にはまった僕は、S13シルビア車を購入。改造が楽しく、次第にオリジナルパーツを人にもつくって売るように。それが起業の基礎となったわけです。

構成=堀 香織 写真=yOU(河崎夕子)

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