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LanKS / shutterstock

メールやテキストは、プロバイダや携帯キャリアが異なっても送ることができるのに、ペイパルからVenmoやアリペイに送金できないのは時代遅れだ──。ボストンに本拠を置くブロックチェーン企業「Circle」はこの状況を変えようとしている。同社は10月5日、P2Pの即時国際送金サービスを発表した。

Circleがローンチするのは、ブロックチェーン技術を活用したオープンな分散型ネットワークだが、仮想通貨ではなくドルやユーロ、ポンド、ルピー、人民元などのデジタル通貨を扱うのが特徴だ。

「仮想通貨の技術を活用し、実際の通貨を安全かつ適法に、企業のニーズやルールに合った形で即時に決済や送金ができる方法が求められている。誰もがウェブブラウザを使って企業のウェブサービスにアクセスできように、今後はウェブサイトを持つ全ての企業や個人がデジタルウォレットを持つようになると考えている」と、Circleの共同創業者兼CEOのジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)は話す。

このオープンソースプロジェクトの名称は「Centre(Cent Routing Exchange)」で、現在はCircle独自のプロトコルが利用されている。最初のオープンソースでの実装はイーサリアムを基盤にするが、「http」プロトコルがMac OSやウィンドウズ、リナックスと互換性があるように、他のブロックチェーンとも互換性を持つよう設計されるという。

Circleは今後、プロトコルを管理する非営利財団「Centre Foundation」を設立する予定だ。同社は、オープンソースコードの公開日を明らかにしていない。

ネットワークに接続するノードには、ウォレット企業や金融機関、ソフトウェア開発企業などが含まれるという。Centreは、不正検知やリスク評価、アイデンティティ管理、マネーロンダリング対策といった外部企業によるサービスを提供する。

アレールによると、顧客にはペイパルやスクエア、ストライプ、中国のアント・フィナンシャル、ヨーロッパのアディアン(Adyen)などコンシューマ・ファイナンスやEコマースの先進企業を想定しているという。

「これらの企業は、決済や送金の仕組みを変革しようとしている。彼らはより速く、安全に、安くグローバルで送金や決済ができるようにしようとしている」とアレールは話す。従来の銀行システムでは、国際決済に1週間以上を要していたが、ブロックチェーンを活用することで数秒から数分に短縮することができる。

「コンシューマやフィンテック分野の企業は、よりネイティブな形でデジタル化が推進できるテクノロジーを導入したいと考えている」とアレールは言う。

編集=上田裕資

 

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