精神の強い親がしない13のこと

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6. 完璧を期待しない

子供に高い期待を持つのは良いことだが、高すぎる期待は逆効果だ。精神の強い親は、子供が全ての分野で優秀であることは期待していない。他と比べ一番になるのではなく、子供が最高の自分になれるように手助けする。

7. 子どもに仕事を与えることを避けない

精神の強い親は「子供には家事の負担をかけたくない。子供は子供らしくあるべき」とは言わず、子供に手伝いをさせ、責任のある人間になるために必要なスキルを学ばせる。自分の選択に責任を持つことを積極的に教え、年齢に応じた役割を与える。

8. 子供の苦痛を防ごうとしない

子供が傷つき、不安な気持ちに悩む様子を見守るのはつらい。しかし、子供はつらい気持ちに耐える訓練や経験が必要だ。精神の強い親は、子供をサポートし、苦痛を乗り越えるのを助ける。そうすることで、子供は人生でどのような苦難に直面しようとも対処できる自信を身に付ける。

9. 子供の感情に責任を持たない

子供が悲しんでいたら励まし、怒っていたらなだめたくなるかもしれない。だが、子供の感情を管理することは、社会的・感情的スキルを育む妨げとなる。精神の強い親は、子どもが他人に頼らなくても自分で感情に対処できるよう、自分の感情にどう責任を持つかを教える。

10. 子供の過ちを防ごうとしない

子供が算数の宿題でいくつか間違いをした場合であれ、サッカーの練習にシューズを忘れた場合であれ、間違いは人生の最も偉大な先生になり得る。精神の強い親は、子供に失敗をさせ、その当然の報いを受けさせる。

11. しつけと罰を混同しない

罰とは、悪事に対して子供をこらしめること。しつけは、どうやったら今後改善できるかを教えることだ。精神の強い親は子供に報いを受けさせるが、その最終的な目標は、子供が将来より賢明な選択をできるよう自律させることにある。

12. 苦痛を避けるために近道をしない

だだをこねる子供に屈したり、子供のやるべきことを自分がやったりするのは、手っ取り早い解決法だ。だが、このような近道は子供に不健全な習慣を教え込んでしまう。つらさに耐えたり、魅力的な近道を避けたりするには、精神的な強さが必要だ。

13. 自分の価値観を見失わない

ペースの速い今の世の中、日々の宿題や家事、スポーツの練習などで手一杯になってしまうことは簡単だ。このような慌ただしいスケジュールや、ソーシャルメディアで自分は優秀な親だという見栄を張りたいプレッシャーの中、多くの人が人生で何が最も大事なのかを見失ってしまう。精神の強い親は、自分の価値観を心にとめ、家族がそれに沿った生活を送れるようにする。

編集=遠藤宗生

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