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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

ドレイク(Photo by Michael Loccisano / Getty Images)

アメリカのビルボードは2014年から、アルバムやシングルのチャートの順位を決めるにあたりストリーミングでの再生回数も考慮するようになった。賛否両論があるが、ストリーミングが音楽を聴く主要な手段になりつつあるなかで、必要な決断だった。

ストリーミングにおける再生回数が考慮されるようになったことで、より高いランクにより長く居座るための“賢い”コツを見つけたアーティストもいる。そのコツとは、アルバムの楽曲数が多ければ多いほどアルバムが“売れた”とみなされる確率が上がるということだ。

ビルボードは以下の項目の中の1つに当てはまればアルバムが“売れた”とみなしている。

1.CDやデジタルフォーマット、レコード盤などで1枚のアルバムが売れた場合。
2.1枚のアルバムから10曲がダウンロード購入された場合(例えば1人が5曲、もう1人が3曲、そして1曲ずつ購入した人が2人いた場合は合計10曲となるため1枚が売れたことになる)。
3.1枚のアルバムに収録された楽曲が合計1500回ストリーミング再生された場合。

ドレイクやエド・シーラン、ザ・ウィークエンドなどの人気アーティストはビルボードのチャートの集計方法をよく理解し、アルバムの収録曲数を増やしている。

シーランのアルバム「÷(ディバイド)」には16曲が収録されており、大手ストリーミングサイトには通常版よりも長いデラックス・エディションしか提供していない。ザ・ウィークエンドの「スターボーイ」は18曲入り、ドレイクが“プレイリスト”と呼んでいる「モア・ライフ」にも22曲が収録されている。

例えばドレイクの「モア・ライフ」が1枚売れたとカウントされるには全22曲を聴いてくれるファンが69人いればいいが、もし10曲しか収録されていなければ150人が全曲を聴かないと売れたとカウントされない。

多くの人々が人気アーティストの新作を何度か聴いたうえでお気に入りの数曲をさらに繰り返し聴くことだろう。これにより再生回数が積み重なり、そのおかげでドレイクやザ・ウィークエンド、シーランらは新記録を樹立し1位に君臨している。

人気アーティストの多くは収録楽曲数を増やすことで、チャートに長くとどまるようにしている。今後はチャートの算出方法が再検討される可能性もあるが、この傾向はしばらく続きそうだ。

編集=上田裕資

 

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