消費者をTCLのアマゾンのページに誘導するため、同社はストリーミングコンテンツ、特にRokuストリーミングソフトウェアの視聴者に照準を定め、デジタル広告を打っている。「私たちのターゲティング広告戦略は、ストリーミングの視聴者を第一の顧客と考えている。もしかしたら彼らは、ストリーミングに興味があっても、テレビに関心がないかもしれないが」(ラーソン)
ストリーミング「Roku」を内蔵
TCLのテレビはアメリカで圧倒的なシェアを獲得しているRokuのストリーミングソフトを内蔵し、目玉機能に仕立てた。Rokuの高い評価はTCLの知名度向上にも寄与している。
コンテンツ提供者は、メジャーなプラットフォームへの配信を好む傾向があるため、一般的なスマートテレビは、RokuやApple TVなどのストリーミングプラットフォームに頼らざるを得ない。ラーソンも「大手のコンテンツ提供者と独自に配信交渉をするのは現実的ではない」と述べている。