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港区で美容室業に携わりながら、美容による途上国のイノベーションを研究中。

Photo by KPG_Payless/Shutterstock.com

日本の美容室の数は、寿司屋の数より、蕎麦屋の数よりも多い。

寿司屋が全国に約11万軒、蕎麦屋が約8万軒とすると、その合計に近い数が美容室であり、それは神社の数よりも多い、巨大な業界である。これに理容室やネイルサロン、エステサロン、化粧品小売店などが加わると事業数はさらに増え、美容業に携わる人口も200万人以上となる。

地方へ行っても、駅前の繁華街から、田舎の街道沿いにポツンとある事業まで美容室だったりする。そんな風景は想像しやすいのではないだろうか。

私の実家も美容室を経営しており、全国に約18万件あるうちの一つである。大学を卒業してブランドコンサルティングの仕事をしていた男子にとっては、美容室を継ぐことは人生の選択肢には入っていなかった。むしろそれが普通で、全国の美容室、化粧品小売店の主も後継者の問題で悩んでいる。人口で言えば人気業種なのに、後継者がいない。

いまは私もその家業にもかかわるようになり、そうなると俄然、日本の美容業全体の素朴な疑問も見えてくる。何が人気の原因で、何が人気ではない要因なのか。日本の美容業はどこへいくのか-。

疑問を追っていくと人間社会の面白い価値観が見えてくる。日本の社会構造や未来のビジネスへのヒントもたくさんある。

化粧品業界全体の集まりに参加していて感じる素朴な疑問がある。それは、男性が兎に角多いことである。美容業の集まりではあるが、スーツ(しかも普通のグレーのスーツに白ワイシャツとネクタイ)に身を固めた中年男性ががマジョリティである。アジアはもちろん、欧州でもアメリカでも、ここまでスーツの中年が圧倒的多数の美容業はない。

美容だからマジョリティが女子であるべきだ、とは思わないが、日本は美容先進国と言われても女性の活躍においては後進国だろう。女性社員の福利厚生を考えるべき担当者レベルの集まりでも、男性が9割。女性の労働問題や健康問題が素直に担当者に上がってきているかも疑問に思われる。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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