誤解1: 旅行サイトで予約する方がお得
「カヤック(Kayak)」や「エクスペディア(Expedia)」などの旅行サイトはワンストップの簡単な予約システムを提供している。だが、宿泊施設に直接予約する方が低料金の場合もある。
旅行サイト「ザ・ポインツ・ガイ(The Points Guy)」のザック・ホーニグ編集長は、「一般的に、ホテルに直接予約を申し込む人たちに対し、同じチェーンの各ホテルは同一の料金を提供している。そのチェーンのロイヤルティプログラムに加入していれば、旅行代理店が提示する料金より10%ほど安く予約できる場合も多い。さらに、一部企業の従業員や全米自動車協会(AAA)のメンバー向けなど、特定の会員を対象にした特別割引もある」と話す。
中には予約サイト「プライスライン(Priceline)」のように、チェーンのロイヤルティプログラムと同じ料金を提示するものもあるが、こうしたサイトからの予約では、プログラムのポイントはたまらない。
予約サイト「ノウクロス(Knowcross)」のニキル・ナスCEOによれば、「高級ホテルは直接予約か、提携している代理店などを通じて予約するのがより良い選択肢だ」。客室のアップグレードや無料の朝食、レイトチェックアウトなどのサービスが提供されることもある。
誤解2: ホテルのWiFi利用料は高額
主要なホテルチェーンは大半が、メンバーのステータスに関わらず、ロイヤルティプログラムの加入者には無料Wi-Fiを提供している。ただ、このサービスを受けるには大抵の場合、ホテルに直接、予約する必要がある。
ヒルトン・ガーデン・インやマリオットのレジデンス・インなどでは、誰でも利用可能な無料WiFiを用意している。予約をする前に、確認してみるといいだろう。
誤解3: スイートルームの直前予約は料金が割り増し
ホテル予約サイト「スキッパー(Skipper)」のジェイソン・シェイムズCEOによると、ホテルのスイートルームの稼働率は一般的に、わずか20%ほどだ。ホテルによって違いはあるが、利用料金が高額な客室の方が、割引してもらえる可能性は高いといえる。
大人数で旅行する場合には、スイートを特定してブロック(複数室以上)で予約することを検討してみよう。ホテルの多くは大人数のグループでの予約について、割引特典を用意している。スキッパーなどのサイトでも同様に、ディスカウント後の料金で予約ができる。
誤解4: 宿泊料金は週末の方が高い
宿泊料金は、オフシーズンには安くなる。だが、オンシーズンしか旅行ができないという人も、曜日を選べば安い料金で予約ができる。例えば、土曜日の方が日曜日より低料金の場合もある。また、料金は平日よりも週末の方が高いと思われているが、出張での利用者が多い国際的な都市では、必ずしもそうではない。