だが、世界全体での人気度をみると、NFLはもう一つのフットボール(サッカー)に及ばない状況であることが分かった。フェイスブックとインスタグラム、ツイッターを合わせて、NFLの32チームには合計およそ1億4,100万人のフォロワーがいる。しかしその総数はスペイン・リーガエスパニョーラのレアル・マドリード、FCバルセロナがそれぞれ単独で擁するフォロワー数に満たないのだ。
レアルとバルセロナのフォロワー数はそれぞれ、1億4,800万人、1億4,600万人。今年6月末の時点でフォロワー数が最も多いスポーツ選手となっているのは、レアルのクリスティアーノ・ロナウド(2億1,500万人)、次いでバルセロナのリオネル・メッシ(1億3,100万人)だ。
スポーツチームにとって、フォロワー数が全てという訳ではない。だが、チームのブランド認知を高め、最終的に利益を得るためには、つながりを持てる“観衆”がいることが重要だ。
そこでフォーブスは、ソーシャルメディアとデジタルメディアでのスポンサー活動の価値に関する調査を行うフーキット(Hookit)のデータ(フォロワー数、インタラクション数、媒体価値)に基づき、最も効果的にソーシャルメディアを活用しているとみられる上位20チームのランキングを明らかにした(数字は2015年6月からの一年間に収集したデータをまとめたもの、出典: Hookit)。
プロスポーツチーム「SNS活用度」ランキング
1. FCバルセロナ(リーガエスパニョーラ)
フォロワー数:1億4,500 万人
インタラクション数:14億5,000万
媒体価値:2,530万ドル
2. レアル・マドリード(リーガエスパニョーラ)
フォロワー数:1億4,100万人
インタラクション数:6億100万
媒体価値:1,720万ドル
3. マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)
フォロワー数:8,840万人
インタラクション数:5億2,200万
媒体価値:1,210万ドル