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テクノロジー、eコマース担当ライター。

キネティック・フィールド(Photo by Steven Lawton/Getty Images)

このところEDM関連の音楽業界関係者らの間で耳にタコができるほど使い古されている言葉が“バブル”だ。EDMではその人気と資金が続くのかという疑問が付きまとっていた。最大手のフェス運営SFX社は経営に失敗。2016年初めに破産申請を行なっている。

だが、インソムニアック・イベンツ社(Insomniac Events)を見る限り、EDMバブルがはじける兆候は見られない。同社が6月に3日間開催した世界最大級のEDMフェスElectric Daisy Carnival(EDC)では、1日当たり13万5,000人以上のファンが来場した。巨額の資金が投入されるこのイベントは多くの人を惹きつけ、EDMのメッカとして知られる。

インソムニアック創業者でCEOのパスクアーレ・ロテラはフォーブスの取材に「フェスの運営方法は5年前とは様変わりしています。収支を合わせる必要があり、そのための投資は惜しみません」と語った。

その投資が如実に表れているのが、メインステージのキネティック・フィールドだ。これはラスベガス・モーター・スピードウェイに1か月をかけて建設された収容人数7万人の会場で、横幅は約134メートルと8ステージの中で最も大きく、高さ約27メートルのLEDツリーや噴水、33のたいまつや1,400の照明が設置され、建設費は300万ドル(約3億円)に及んだ。

ライブ・ネーションと組み規模を拡大

インソムニアックのプロダクション・コンサルタントでAC/DCやマドンナのツアーも担当したことのあるジェイク・ベリーは、「我々のフェスが世界最高額であるとは言いませんが、演出は世界最先端だと言えます」と語る。

2016年のEDCの予算は3,500万ドル(約35億円)を超えた。このイベントが最近になってやっと利益を生み始めたことを考えればかなりの金額だ。インソムニアックは、2013年にライブ・ネーション・エンターテイメント(Live Nation Entertainment)が4,810万ドル(約48億円)で企業支配権を獲得したことによって、EDC以外の12の大規模音楽イベントをプロモートして利益を伸ばす力を得たとロテラは言う。

ニューヨークやオーランド、メキシコなどで開催されるEDCの小規模版ともいえる5つのイベントでは、EDC用に作った組み立て式のステージを再利用する。各イベントの予算は1,000万ドル(約10億円)を切るが、利益は高くなるとロテラは説明する。

編集=上田裕資

 

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