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ネリー・クルース (Pier Marco Tacca/ Getty Images)

ウーバーの役員会にEUで競争担当委員を務めたオランダの女性政治家、ネリー・クルースの参加が決定した。クルースはウーバーに公共ポリシーのアドバイザーとして加わる。彼女は「ウーバーのような新しい企業の台頭に対応し、古い法律は改められるべきだ」と述べている。

フォーブスの取材に対し彼女は「法律はもっと効率的に運用されるべきです。現代は破壊的なイノベーションが生まれています。かつての時代とは全く状況が変わりつつあるのです」と話した。

現在75歳のクルースは、EUの欧州委員会に在籍中の2008年、マイクロソフトに対し独禁法違反で約14億ドル(約1,400億円)の罰金を科す決定を下し、注目を浴びた。その金額はEUが独禁法違反で支払いを命ずる額としては、当時、過去最大のものだった。

かつてMS社に14億ドルの罰金を課した強硬派

クルースの強硬な姿勢を当時、マイクロソフトCEOだったスティーブ・バルマーは「泥棒女」と罵った。しかし、今や彼女はテーブルの逆の側に座ることになったのだ。クルースは「規制する側とは真剣に話し合いを行なっていきます」と述べている。

「社会は根本的に変わり始めています。その事を念頭に置く必要があります」とクルースは言う。「法律も状況に応じて変化する必要があります。時代に合ったものが必要なのです」

クルースは欧州最大のスタートアップイベント「Startup Fest Europe」の仕掛け人としても有名だ。5月24日から開催されたイベントにはアップルCEOのティム・クックやアルファベット会長のエリック・シュミット、ウーバー代表のトラビス・カラニックらが顔をそろえた。クルースは話の聞き手として、テック業界の大物たちと登壇した。

参加者の一人は当日の様子をこんな風に語った。「あのイベントはまるで、クルースの歓迎会のようだった。EUを離れスタートアップ側に来た彼女の事を、みんな心から歓迎していた」

編集=上田裕資

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