電動バイクで海外進出モデルを創出
自動車整備会社などを運営するツバメグループが、アジアで急成長する電動バイク市場への参入を目指して「ツバメイータイム」を設立したのが2014年5月。「地方から海外に進出する中小企業のモデルを作りたい」(山本朋宏社長)という狙い通り、自社製品をファブレス方式で開発を進め、昨年8月には早くも電動バイク「yuppe(ユッペ)」の販売を開始した。
通常の家庭用電源で充電ができ、1回の充電(約25円)で約50〜60kmの走行が可能。最高時速は時速45kmで販売価格は約15万円。メイン市場である東南アジアで高いシェアを築いている中国・台湾メーカーに割って入るため、ベトナム工場も新設する。
ツバメイータイム@山口県岩国市
山口県、広島県での販売を手始めに、地元地銀の西京銀行や、サッカーJ2のレノファ山口FCが、営業車として「yuppe」を使用している。4月からはカーコンビニ倶楽部で全国販売が開始される。