ビジネス

2016.05.20

電動バイクで山口→海外進出モデルを創出

ツバメイータイムが販売する電動バイク「yuppe(ユッペ)」

起業家から、NPO、大学、老舗企業まで、住民総出の街づくり。あなたの街でも、すぐに真似できるモデルがあるかもしれない。全国23拠点を持つトーマツベンチャーサポートからの協力を得て編集部で厳選した、今、最もおもしろい地方のアイデア集。

電動バイクで海外進出モデルを創出

自動車整備会社などを運営するツバメグループが、アジアで急成長する電動バイク市場への参入を目指して「ツバメイータイム」を設立したのが2014年5月。「地方から海外に進出する中小企業のモデルを作りたい」(山本朋宏社長)という狙い通り、自社製品をファブレス方式で開発を進め、昨年8月には早くも電動バイク「yuppe(ユッペ)」の販売を開始した。

通常の家庭用電源で充電ができ、1回の充電(約25円)で約50〜60kmの走行が可能。最高時速は時速45kmで販売価格は約15万円。メイン市場である東南アジアで高いシェアを築いている中国・台湾メーカーに割って入るため、ベトナム工場も新設する。
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ツバメイータイム@山口県岩国市
山口県、広島県での販売を手始めに、地元地銀の西京銀行や、サッカーJ2のレノファ山口FCが、営業車として「yuppe」を使用している。4月からはカーコンビニ倶楽部で全国販売が開始される。

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フォーブス ジャパン編集部 = 文

この記事は 「Forbes JAPAN No.22 2016年5月号(2016/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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