ボーウェンはまた、ランキング上位を欧州企業が占めていることにも注目している。米企業で最も上位にいるのは自動車大手フォード・モーターの20位だ。それは米企業が一般に、メインのウェブサイトの中に社内の小規模事業グループの内部リンクを張る形式を避け、社内のさまざまな部門がより独立したサイトをつくる傾向にあるからだとボーウェンは説明する。
2016年「ボーウェン・クラッグス・インデックス」トップ30は以下の通り。
1. ネスレ/Nestlé
2. バイエル/Bayer
3. エニ/Eni
4. BP
5. グラクソ・スミスクライン/GSK
5. ノボ ノルディスク/Novo Nordisk
5. ロシュ・ライフサイエンス/Roche
5. シェル/Shell
9. BASF
9. マースク/Maersk
11. シーメンス/Siemens
12. ブリティッシュ・アメリカン・タバコ/British American Tobacco
12. ロレアル/L’Oreal
14. SABミラー/SABMiller
14. ユニリーバ/Unilever
16. ING
17. Total
18. EMC
18. SAP
20. フォード・モーター/Ford Motor Company
21. グーグル/Google
21. ノルデア銀行/Nordea
21. リオ ティント/Rio Tinto
24. IBM
24. マイクロソフト/Microsoft
26. バークレイズ/Barclays
26. ダイムラー/Daimler
28. コカ・コーラ/Coca-Cola
28. ゴールドマン・サックス/Goldman Sachs
30. HSBC
評価方法:ランキング作成にあたっては各企業のサイトを構造、メッセージ、問い合わせ、社会に向けて果たす役割、投資家、メディア、就職希望者と顧客の8つのカテゴリーで採点。すべての国と事業のウェブサイトが対象だが、ブランドのウェブサイトについては企業レベルのウェブサイトへのリンクのみを見る。ランキングに入っている企業の大半はボーウェン・クラッグスのデータベース・サービスの購読者だが、購読の有無は評価に関係ないとしている。評価方法についてさらに詳しい情報は同社ウェブページで確認できる。