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2016.03.19 10:31

メキシコとカリブ海 多数の5つ星ホテルを誇る理由


メキシコ
メキシコと周辺地域は年間を通してほとんど毎日晴れており、降水日数が40日に満たない。だが、2014年9月にバハ・カリフォルニア半島に上陸したカテゴリー4のハリケーン「オディール」はロス・カボスを直撃、周辺地域に40年ぶりの被害をもたらした。経済的損失は10億ドル(約1,140億円)を超えたと言われている。

カボサンルーカスにあるエスペランサ・アン・ オーベルジュ・リゾートは、幸いこのハリケーンでも建物自体に被害はなく、修復工事を経て2015年4月に営業を再開。最新の格付けで、初めて5つ星に輝いた。


エスペランサ・アン・ オーベルジュ・リゾートの一室(Photo Courtesy of Auberge Resorts)

同ホテルのマルク・ロドリゲス総支配人は、「エスペランサ」はスペイン語で「希望」を意味するとして、「私たちは心から、お客様にもう一つの我が家に帰ってきたようなつもりで過ごして頂きたいと希望している」と語った。

4つ星の評価を得たロス・カボスのワン&オンリー・パルミラ・リゾートやその他の高級リゾートに滞在し、エスペランサで生涯ゆっくりと過ごすのも良いかもしれない。だが、多様性を誇るメキシコは、ぜいたくな旅の中心地だ。メキシコシティでは、流行に敏感で活気にあふれる大都市の旅を経験することができるし、南のオアハカを訪れれば、歴史を学ぶ旅を満喫することができる。それに、一生忘れられないチョコレートにも出会えるだろう。リビエラ・マヤやカンクンでは、きらめく海とまぶしいビーチを楽しむことができる。

さらに、この国では現在も、魅力的ないくつものホテルが建設中だ。リビエラ・マヤにはアンダーズ マヤコバ、ローズウッド プエブラが年内に開業。そのほか、ラス・ベンタナス・アル・パライソ・ア・ローズウッド・リゾートはハリケーンで被災した後、庭の改修を行っている。


総支配人のマルク・ロドリゲス氏(Photo Courtesy of Auberge Resorts)

ロドリゲス総支配人は、「メキシコでできることは数知れない。熱帯と砂漠、都会、どれも経験できる。そして素晴らしい自然も経験することができるのだ」と述べ、さらに「水辺を楽しむことも、考古学的な遺産を見て回ることもできる」と強調した。メキシコは、すべての人が楽しめる何かが必ず見つかる場所なのだ。

【Forbes Travel Guideの原文はこちら】
How The Caribbean And Mexico Keep Their Five-Star Shine

編集 = 木内涼子

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