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2016.01.02

マルコ・ルビオはオバマケアを批判しながら自分は加入

Justin Sullivan / Getty Images

マルコ・ルビオは、オバマケアを痛烈に批判しながら、自分は加入していると、NBCが報じている。

「ルビオ上院議員は、全ての選択肢を検討した結果、自分と家族のためにオバマケアに加入しました」と、スポークスウーマンがTampa Bay Timesに語っている。彼は、共和党が反対している補助金である国会議員に対する保険料の75%割引も使った。

スポークスウーマンは、何故ルビオ上院議員が、 テッド・クルーズ上院議員のように民間保険ではなく、オバマケアを選んだのかを説明していない。

ルビオ上院議員が、現在は、彼とその家族を補償している医療保険制度改革法に反対した過去5回の発言を見てみよう。

2013年9月、米国会議員の仮想討論サイト TownHall に、「短期予算は、政府を運営する方法としては全く望ましくありませんが、オバマケアへの資金を打ち切る短期予算を成立させれば、米国の労働者や雇主に大いに役立つことになるのです」と書いている。その数週間後、オバマケアへの資金を打ち切ろうとする共和党の動きに ルビオ議員は同調し 、それが2013年の米国政府閉鎖につながった。

「オバマケアでは、米国民は、ID盗難や、機能不全のウェブサイトやナビゲーター・ネットワークによる不正に無防備に晒されるのです」と、彼は2013年11月の ウォールストリートジャーナル紙の論説ページで主張した。その直後、彼は、 オバマケアの被保険者間のリスク分担の仕組(risk corridors)を廃止する法案を提出したが、その中で、彼は、納税者が保険会社を救う仕組みだと誤解を招く主張をした。同法案は、委員会で廃案になった。2014年、ルビオ議員は、risk corridorsを排除する予算措置を通過させる取組の先頭に立った。

「過去5年間において、オバマケアは、大きな政府を信じる事の手痛い結果を明らかにしました」と、 ルビオは、2015年3月のFox Newsの論説に書いている 。 彼は、論説において、オバマケアを置き換える3段階の計画を示している。

「何故、米国の納税者が、オバマケアで損失を出している民間保険会社を救済しなければならないのでしょうか」と、2015年12月、彼は 上院の議場 で問い掛けている。彼は、risk corridorsを禁止することにより、米国の増税者の負担を25億ドル減らしたと主張した。

次回、オバマケアの何か廃止し置き換えたい措置について反対する際に、オバマケアに加入していることで、ルビオの議論が説得力を失うかどうかは、今後明らかになるだろう。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

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