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rzoze19 / Shutterstock

米半導体大手インテル在職中、エリック・ハガースはインターネットテレビという新たな体験をもたらすのに尽力した。このOnCueと呼ばれるサービスは、ウェブコンテンツと共に有料インターネットテレビのコンテンツも提供する。インテルはこの配信向けに自社のセットトップボックスとソフトウエア基盤を持ち、最初に試した人からは前向きな手ごたえを得ていた。ただ、OnCueの全面的な立ち上げ前に、新CEOのブライアン・クラーザーニッチは立ち上げを中止して、2014年、事業をベライゾンに2億ドルで売却したと報じられた。

現在、ハガースは新たな職場Vevoで音楽動画の配信方法を作り直している。Vevoはユニバーサル・ミュージック・グループとソニー・ミュージック・エンターテイメントが始めたオンライン音楽動画配信サービス。このサービスは巨大なオンラインメディアプレーヤーで毎月アクセス回数120億回(ページビュー)を数え、高品質の音楽動画15万本を揃えている。ただ、トラフィックの大半がグーグルのYouTube経由で、これがVevoの頭痛の種になっている。

4月にVevoに入社したハガースの最初の仕事はYouTubeから抜け出すことを目指した新たなアプリ開発だ。このアプリの発売はiPhone用が今日で、今後ユーザーに提供する個人向けコンテンツを増やしていく。ユーザーがアプリを立ち上げると、Vevoのアカウントを作るよう促される。そしてユーザーは好きなアーチスト数人を選ぶ。動画を見ている間にもユーザーは好きなアーチストや曲をお気に入りに登録できる。このアプリの目玉は、ユーザーのプロフィールに基づいて音楽ビデオを選んでくれる点。

今のところこのアプリに際立って画期的な部分は見られない。シンプルでほかの音楽ストリーミングアプリと大して変わったこところはない。ただスタートとしては上々だ。Vevoのスマートホン用のアプリの従来のバージョンはごちゃごちゃしているうえに、個人向けのサービスはほとんどなかった。

ハガースは声明で「今日、われわれはVevoを音楽向けモバイル動画体験で最高クラスのものにするための最初の1歩を踏み出す。ミュージックビデオは世界で最も人気のあるプラットフォームの1つだ。われわれの新たなモバイル向けアプリで、視聴者は愛する音楽をアーチストの意図通りに観たり聞いたりすることができる」と説明した。

このアプリの今後の展開を追うのは興味深い。VevoはYouTubeに多量の動画を送り込んでおり、YouTubeにとって最大のコンテンツパートナーだ。Vevoは、YouTubeのトラフィックの40%が音楽関連で、公式音楽ビデオの再生率は10%未満と予想する。VevoはYouTube上のこれらの公式音楽ビデオの大半を占めている。そしてグーグルはVevoの少数株主で、2013年には約4500万ドルを投じて、企業価値は約6億5000万ドルと伝えられた。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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