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Clive Chilvers / Shutterstock.com

オレゴン州ポートランドのマイケル・モントゴメリーは、スモールビジネスのオーナーだ。数千万人のアメリカ人同様、自分自身のボスになったのである。多くの中小企業経営者と同じように、モントゴメリーも人生経験を活かして自らの会社、Guerrilla Outfittersを設立した。もっとも、モントゴメリーの経験は、大半の起業家のそれとは異なっている。

モントゴメリーは陸軍に10年間在籍し、階級は二等軍曹だった。退役時には第10特殊部隊(空挺部隊)に所属するグリーンベレーで、10年間でイラクとアフガニスタンに計4回駐留。当時のことを、モントゴメリーはこう述懐する。「グリーンベレーとして過ごした歳月が、私という人間を形作ってくれました。訓練と経験のおかげで、個別に機能しながら集団の使命に貢献できるようになるのです」

この経験は、モントゴメリーに多くをもたらしてくれた。その一つが、「退役軍人やアウトドア愛好家が好む厳しい環境にも耐える」製品を作るというアイデアである。モントゴメリーはこう説明する。「エリート集団のための製品を作りたかったので、カスタムメイドの製品を提供することにフォーカスしています」いかにも退役軍人らしく、こう誇らしげに語った上で、モントゴメリーは次のようにつけ加えた。

「アメリカ人の心に響く高品質の製品を作って国内の中小企業をサポートする時、アメリカは国家としてより強くなると思います」

軍人だったモントゴメリーは、ほかの起業家が自社ブランドを創り上げる時と同じように、自らがよく知る購買層をターゲットにしようとした。モントゴメリーにとっての購買層は、現役軍人及び退役軍人だが、民間人が客になることも珍しくないという。「この世界と民間人との架け橋になりたいと思っています。わが社のインターネットサイトを利用する人のほとんどは軍人ですが、私はEtsyにも出店しており、そちらは民間人のお客様がよく利用してくれます」

恩返し

モントゴメリーは、現役軍人、退役軍人、民間人から成る客にサービスを提供するだけでなく、彼という人間を「形作って」くれたコミュニティに恩返しをしたいと考えて、グリーンベレー基金をサポートしている。同基金は、戦闘中に負傷した者に留まらず、駐留中、あるいは退役後に怪我をしたり病気になったりした者も含めて、グリーンベレーとその家族が新たな生活へ移行できるようにサポートしている組織だ。モントゴメリーは、売上金の一部がグリーンベレー基金に寄付される水筒、パイントグラス、マグカップのシリーズを販売している。同基金は現在までに500人以上のグリーンベレーに手を差し伸べ、400万ドルを費やしてグリーンベレーのコミュニティをサポートしており、事業費のじつに9割が、基金のプログラムの実施に使われている。

前進あるのみ

特殊部隊を含めて10年間軍務を経験したモントゴメリーは、軍人としての経験の多くが「ビジネスの世界にも応用できる」と語る。「敵に出くわした時はプランなど役に立たないと、私達はいつも言っていたのですが、それはビジネスでも同じです。柔軟に対応し、状況に応じた代替案を見つけることによって、ビジネスを前へ進めることができます」

ほかの多くの中小企業経営者同様、モントゴメリーも前進すること、必要に応じて微調整したり変化したりすること、プランAがだめならプランBを推し進めることが鍵だと知っている。軍務経験からモントゴメリーが学んだ、ビジネスの世界で生き延びるためのもう一つヒントは、説明責任がビジネスの成否において大きなウエイトを占めることだ。

「軍隊を経験した人間は、自らの行動やパフォーマンスに関して重い説明責任を負うことに慣れています。会社を経営することは、あらゆる責任を自分で背負い、説明責任を持つことです」こう話すモントゴメリーは、陸軍を退役してから2年弱でGuerrilla Outfittersを起業した。

モントゴメリーのもう一つの目標は、退役軍人仲間に卸販売することだ。現在、やはり元グリーンベレーで、駐留先で味わったコーヒーに感動したことからDe Espresso Liberというコーヒー会社を設立した、アレックス・ウィルソンと手を組んでいる。

退役軍人は、さまざまな形で社会に貢献している。モントゴメリーやウィルソンのような人々にとっては、起業もその一環だ。これもまた、アメリカ人が誇りに思えることである。

編集 = Forbes JAPAN 編集部

 

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