Forbes Japan

埼玉県日高市の路線バスを引き継いだバス会社。地域を結ぶ、人を結ぶ、心を結ぶことをモットーに、利用客のニーズに合わせて運行する「最適化」や、路線バスの拠点を作ってそこをハブにする新しい運行システムを実施。さらに、そのハブの付近に郵便局や役場の出張所、道の駅などを呼び込んでバスの乗客自体を創り出す「創客」の施策など、街づくりの一環を担う存在に。

「ワイヤレス給電世界一」を目指す電気機器開発会社。リーン・スタートアップの考え方を取りいれ、顧客のニーズに対して迅速に限定機能だけのラフな試作品を納品するという方法で、受注を広げた。医療現場のモニターや電子センサー、合鴨農法で使われる合鴨ロボット、自動車工場の生産ライン、小さな学習キットなど、あらゆる分野、世界中の製品でワイヤレス化を実現している。

工具問屋から再出発した創業80年の工具専門の小売会社。問屋業としてはタブーだった工具の小売を2002年からeコマースでスタート。その3年後には問屋業を廃業し、事業を拡大。今では取り扱いメーカー1000社以上の国内随一のECサイトに成長し、アマゾンのCEOがDIY工具の売り方を視察に来るまでになった。

小型モーターのパワーアップなどに用いられる「不思議遊星歯車」をを製造し、医療用機器に応用。その歯車を組み込んだ「ピペッティ」と呼ばれるペン型電動ピペットを開発すると、医療業界で注目を集めた。さらに、企業、大学、地元銀行、研究機関の連携を推進。盛岡のみならず、東北一帯をライフサイエンス機器の一大産業拠点にしようとするムーブメントを起こした。