Official Columnist

MAKI NAKATA

旅から読み解く「グローバルビジネスの矛盾と闘争」

アフリカデザイン会社、Maki & Mpho LLC共同創業者・代表。モザンビーク系南アフリカ人デザイナー、ムポの柄デザインと日本のモノづくり要素を融合したインテリア・ファッション雑貨の企画・販売事業、世界の時事問題や最新動向をアフリカ視点から発信するメディア事業を手がける。アフリカ・欧州を中心に、世界のクリエイティブ起業家の動向を追い、協業および取材を行う。コンサルティング会社、大手ブランド会社を経て起業。国際基督教大学教養学部学士、米国フレッチャー法律外交大学院国際経営修士。

  • アブダビに浮かぶ「もう一つのルーブル美術館」にみる中東都市戦略

    いままでの人生で見てきた世界各国の美術館のなかで、最も印象に残る1つが、アラブ首長国連邦(UAE)のサディヤット島(アラビア語で「幸せの島」の意)にあるルーブル・アブダビだ。筆者が、「ルーブル・アブダビ」プロジェクトの存在を知ったのは、2010年のW杯南アフリカ大会観戦に向かう途中でこの地に立ち寄っ ...

  • 「フェアな投資判断を」 大麻の事業機会をめぐる業界専門家の視点

    大麻に関する話題は、ある種のスキャンダラス性により、マスメディアのストーリーを介して、必要以上のハイプ(盛り上がり)や誤解を生みがちだ。例えば、筆者がよく長期出張で滞在するオランダのアムステルダムは、「堂々と大麻が吸える場所」として世界中から若者たちが訪れる場所だが、実は、オランダの法律では、大麻使 ...

  • 社会主義国キューバの変化に見る「クリエイティビティ」への希望

    今年4月、キューバ人民権力全国会議(国会)は、最高指導者ラウル・カストロ国家評議会議長の後継者として、ミゲル・ディアス=カネルを指名した。退任時のカストロは86歳、後継のディアスカネルは57歳だ。ラウル・カストロは、1959年のキューバ革命を主導し、国家元首としてキューバを統治してきたフィデル・カス ...

  • 景気回復が進むリスボン、欧州の新たな国際都市へ

    ノマド・ワーカー仲間である起業家のアメリカ人が、1カ月ほど過ごした経験から大絶賛していた街、それがポルトガルのリスボンだ。モロッコのマラケシュ出張から、ヨーロッパ拠点のアムステルダムに戻る途中の数日間ではあったが、2月下旬のリスボン訪問では、観光地および居住地としての街のポテンシャルを感じることがで ...

  • アフリカの中小ビジネスを加速する新鋭フィンテック企業

    「テクノロジーは、アフリカの新しい民主主義の姿なのです」2018年3月28日と29日の2日間、東京ビッグサイトで開催された起業家イベントSlush Tokyoの初日に登壇したヴァイオラ・ルウェリン氏の言葉だ。彼女は、現時点でアフリカ唯一のイスラム金融のフィンテック企業、オヴァンバ(Ovamba)の共 ...

  • 欧州がにわかに注目する、現代アートの次なる「舞台」とは

    2月の最後の週末、モロッコのマラケシュで、新たな“アフリカ初”のフェアが開催された。アフリカ人とアフリカ系移民の現代アートに特化したグローバルなアートフェア「1-54 Contemporary African Art Fair」(以下「1-54」)だ。「1-54」は、モロッコ ...

  • モノづくり中小企業の「サステナブルな海外展開」の未来とは

    毎年2月にアムステルダムで開催され、“オランダの熱狂的な消費者”が集まるイベントがある。目利きによってキュレーションされた日本の選りすぐりのプロダクトが並ぶ展示即売会、MONO JAPANだ。前半の記事では、他の欧州展示会とは異なるMONO JAPANの特徴や新規出展者を惹き ...

  • オランダの展示即売会に見る、欧州を熱くする「クールジャパン」

    年に一度、日本各地からモノづくり企業の精鋭たちがそれぞれの「美しいモノ・カッコいいモノ」を持ち寄って集結し、文化教養の高いオランダ人ら欧州消費者と共有する場。それが、今年で3回目を迎えた展示即売会、「MONO JAPAN(モノ・ジャパン)」だ。今年は2月15日から19日の5日間、オランダ・アムステル ...

  • メンズ展示会ピッティで見た、護られた「お祭りビジネス」の可能性

    イタリア・フィレンツェで2018年1月9日から12日まで、メンズウェアの展示会、第93回「ピッティ・イマージネ・ウオモ」が開催された。ヴォーグは、本展示会を「メンズファッションの祭典」と説明している。ファッション専門家でも、トレンド・ウォッチャーでもなく、レポーターという立場で初めてピッティという現 ...