Official Columnist

仲山 今日子

ASIANEWS シンガポール支局長

テレビ山梨・テレビ神奈川アナウンサーなどを経て、現在はシンガポールを拠点にジャーナリストおよびフリーアナウンサーとして活動中。キリマンジャロ登頂など、趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約45カ国更新中。

  • 「神経〆」で台湾の漁業を変える、日本人シェフが描く夢

    台北の商業ビルの最上階。イベント開始15分前には、開場を待つ人たちが通路にまであふれ、異様な熱気に包まれていた。会場のドアがオープンするやいなや、前方の席を取ろうと、一斉に皆が最前列に押し寄せた。彼らの熱い眼差しの向こうにいるのは、アイドルではなく「魚」だった。240人の来場者の多くが、シェフや料理 ...

  • 酒づくりは米づくり 泉橋酒造はなぜ「栽培醸造蔵」を目指すのか?

    神奈川県海老名市にある泉橋酒造を、ミシュラン2つ星の有名フランス料理店のシェフ・ソムリエが訪れた。泉橋酒造では、酒蔵をすべて公開しており、海外からの見学客も受け入れている。シェフ・ソムリエは、その土地で生まれた米を使い、伝統的な醸造法で醸す日本の酒を目の当たりにして、「土地のテロワールを表現した日本 ...

  • めざすは世界三大料理への復権、トルコ料理に吹く新しい風

    伝統的に世界三大料理とは、中華料理、フランス料理、トルコ料理と言われてきた。とはいえ、好きなトルコ料理を3つあげてみろと言われたら、頭を抱えてしまう人も多いかもしれない。それほど他の2つに比べて、トルコ料理は一般的ではない。しかし、トルコといえば、かつて威容を誇ったオスマン帝国のスルタンたちが、東西 ...

  • ゼロからの価値づくり、一流パティシエが「カカオ豆」にかける思い

    ミシュラン二ツ星のフレンチ「エスキス」で、シェフ・パティシエを務める成田一世。世界に通用する究極のチョコレートをつくるため、彼は唯一無二のカカオ豆を求めて、ある島へとわたった。2017年5月。成田一世(かずとし)は、パプアニューギニア・マヌス州の、電気も水道も通っていない離れ小島にいた。800以上の ...

  • アマンの初代GM、リゾート界のレジェンドが語る「セレブを呼び込む美食」

    アンソニー・ラーク(58)。リゾート好きなら知らない人はいない、27歳の若さでアマングループ初のリゾート、アマンプリのゼネラル・マネージャーになった人物だ。そんなラークが、アマングループの4つのリゾートの立ち上げに関わったのち、12年過ごしたアマンを離れ、自分が思い描く理想のリゾートを作りたいとオー ...

  • 日本料理の危機に「地方から」挑む老舗料亭

    バンコク、アナンタラサイアムホテル。今年で18回目を迎える美食の祭典、ワールドグルメフェスティバルが行われ、世界各地から11人のシェフが集まった。目玉はホテル内で行われるシェフのポップアップレストランだ。そして、7日間にわたって行われた計19回のゲストシェフイベントの中でも、いち早く”S ...

  • 老舗の二代目が目指す「日本人が来ない寿司屋」

    シンガポールで人気の寿司店、はし田シンガポール。東京・勝どきの老舗寿司店の2代目、橋田建二郎(38)が、シンガポール人の出資者を得てオープンした店だ。客の95%は非日本人。地元のシンガポール人が7割、そしてインドネシア、タイ、マレーシアからも、橋田が握る寿司を求めて、はるばるやって来る。最近は、フィ ...

  • 中田英寿が語る日本酒の世界戦略 「目的は、売れることではない」

    中田英寿。世界で活躍したサッカー選手の名前は、ここシンガポールでもよく知られている。2006年に現役を引退した中田は、旅人として世界を旅した後日本に戻り、日本各地を回って、日本が誇る伝統文化と出会って来た。そんな彼が、「十四代」の蔵元である高木酒造の協力のもと、自身の日本酒ブランド、「N」を初めて発 ...