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最も若い億万長者としてトップにランクインしたのがSnapchatの創業者、エヴァン・スピーゲル氏。
先月にはSnapchat内で初の課金機能を実装するなど、今後の動向も気になるところだ。
(Photo by Kimberly White/Getty Images for Vanity Fair)

本年度の米国長者リスト「フォーブス400」には40歳以下の人物が17名ランク入りを果たし、その中の12名がテック業界の人物という結果になった。今年で34年の歴史を誇る「フォーブス400」において、デジタル業界の勢力はますます高まっている。

資産額のトップはフェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグで、総資産は403億ドル(約4兆8000億円)。同社の株価は過去1年で25%近く下落したものの、8月には月間ユーザーが10億人を突破した。1年間でザッカーバーグは資産額を63億ドル増やし、フォーブス400のトップ10に初めて入った。

フェイスブック創業に関わった2名もランク入りしている。ダスティン・モスコビッツ(31)とショーン・パーカー(35)だ。両名とも現在は同社から離れている。モスコビッツはハーバード大学でザッカーバーグと同じ寮に住み、立ち上げに協力。その後、ソフトウェア企業のAsanaを2008年に創業。現在の総資産は84億ドルだ。

ナップスターの創設者として有名なショーン・パーカーは、創業当時のフェイスブック社長を務め、現在の総資産は25億ドルだ。

メッセージ・アプリSnapchatの共同創業者2名は世界で最も若いビリオネアたちだ。エヴァン・スピーゲルは25歳、ボビー・マーフィーは27歳。それぞれ、21億ドルと18億ドルの総資産を誇る。二人ともスタンフォード大学の学生だった当時にこのアプリを立ち上げた。「自分たちはクールな学生ではなかったからクールなものを作ろうと思ったんだ」と語る彼らの努力は報われた。13歳から34歳の若い世代の60%がこのアプリを使用中だ。

同じくメッセージアプリのWhatsApp創設者、ジャン・コウム(39歳)も77億ドルの総資を保有する。テック業界でアメリカン・ドリームを成し遂げた彼は、10代でウクライナからアメリカに移民。彼は床磨きで生計を立て、母親はベビーシッターで糊口をしのぐ暮らしだった。WhatsAppは今年9月、ユーザー数が9億人を突破した。

シェアエコノミーの代表選手Airbnbの創業者ら、ネイサン・ブレチャージク、ブライアン・チェスキー、ジョー・ゲビアの3名は、それぞれ33億ドルの資産を保有。今回初めてフォーブス400にランク入りを果たした。

ゲビア氏とチェスキー氏はマットレスと朝食だけを提供する、簡素なB&Bの運営事業を2007年に開始。それが今のウェブサイトになり、今年6月には15億ドル(約1,800億円)の資金調達にも成功した。同社の企業価値は今や250億ドルを超え、ヒルトンやマリオットなどの老舗ホテルチェーンの価値を上回る。

ウーバー創業者のトラビス・カラニックは39歳で60億ドルの資産を保有する。2009年に同社を創業した彼は、約5年でその企業価値を500億ドルにまで成長させた。近年は運転手の雇用の在り方の問題や、各国のタクシー業界からの反発に頭を悩ませているが、カラニックは一年の間に資産を30億ドルから60億ドルに倍増させている。

17人の内、唯一の女性ビリオネアなのが、血液検査企業Theranos(セラノス)を創業したエリザベス・ホームズだ。女性ビリオネアとして世界で最も若い彼女は31歳。45億ドル(約5400億円)の資産を保有している。

文 = ジェニファー・ワン(Forbes)/ 翻訳編集=上田裕資

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