発売は2月28日、今週末2月21日からApple Storeなどで先行予約を受付ける。カラーバリエーションにはマット仕上げのブラックとホワイトの2色がある。
上位譲りのパフォーマンスを備えたベーシックモデル
新しいiPhone 16eが加わると、iPhone 16ファミリーには3つのモデルが揃う。名前に小文字の「e」が付くアップル製品は、筆者が覚えている限りでは教育向けのモデルとして2002年4月に発売された「eMac」以来だと思う。eMacは当時販売されていたデスクトップマシンのiMacよりも少し安価だった。なお2月20日の午前1時の発表時点、オンラインのApple StoreではiPhone 14と第3世代のiPhone SEが購入できなくなった。
iPhone 16eには上位のiPhone 16と同じ、第2世代の3nmプロセスで製造されるApple A18チップを搭載する。CPUのパフォーマンスはアップルが2022年3月に発売したA15 Bionicチップを搭載する第3世代のiPhone SEよりも約40%向上した。さらに2020年発売のiPhone 12に比べると、CPUの処理速度は2倍速い。
現在、第3世代のiPhone SEやiPhone 12以前のモデルを使っている方は、iPhone 16eに買い換えれば処理速度の速さを実感できそうだ。
iPhone 16eが搭載するA18チップは、iPhone 16のA18チップよりもGPUのコア数が1つ少ない。CPUコアが6つ(パフォーマンス2/効率コア4)、GPUコアが4つと16コアのNeural Engineという構成になる。ゲーミング時にGPUのパフォーマンスに差が感じられるのか実機で試す価値がある。
