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2025.02.20 08:15

SEから16eへ、普及機「iPhone 16e」登場 AIに対応しUSB-C採用

A18チップによるハイパフォーマンスを確保しながら、iPhone 16ファミリーの中で最も安価な価格を実現した「iPhone 16e」が発表された

A18チップによるハイパフォーマンスを確保しながら、iPhone 16ファミリーの中で最も安価な価格を実現した「iPhone 16e」が発表された

アップルが2024年秋に発売したiPhone 16モデルの中にA18チップを載せて、Apple Intelligenceにも対応する新機種「iPhone 16e」が加わる。価格は最小ストレージの128GBモデルが税込9万9800円から。256GBが税込11万4800円、512GBは税込14万4800円。アップルが2023年に発売したiPhone 15よりも安価な最新のiPhoneになる。

発売は2月28日、今週末2月21日からApple Storeなどで先行予約を受付ける。カラーバリエーションにはマット仕上げのブラックとホワイトの2色がある。

上位譲りのパフォーマンスを備えたベーシックモデル

新しいiPhone 16eが加わると、iPhone 16ファミリーには3つのモデルが揃う。名前に小文字の「e」が付くアップル製品は、筆者が覚えている限りでは教育向けのモデルとして2002年4月に発売された「eMac」以来だと思う。eMacは当時販売されていたデスクトップマシンのiMacよりも少し安価だった。

なお2月20日の午前1時の発表時点、オンラインのApple StoreではiPhone 14と第3世代のiPhone SEが購入できなくなった。

iPhone 16eには上位のiPhone 16と同じ、第2世代の3nmプロセスで製造されるApple A18チップを搭載する。CPUのパフォーマンスはアップルが2022年3月に発売したA15 Bionicチップを搭載する第3世代のiPhone SEよりも約40%向上した。さらに2020年発売のiPhone 12に比べると、CPUの処理速度は2倍速い。

現在、第3世代のiPhone SEやiPhone 12以前のモデルを使っている方は、iPhone 16eに買い換えれば処理速度の速さを実感できそうだ。

iPhone 16eが搭載するA18チップは、iPhone 16のA18チップよりもGPUのコア数が1つ少ない。CPUコアが6つ(パフォーマンス2/効率コア4)、GPUコアが4つと16コアのNeural Engineという構成になる。ゲーミング時にGPUのパフォーマンスに差が感じられるのか実機で試す価値がある。

最新のA18チップを搭載。ゲーミングコンテンツも快適表示が期待できる

最新のA18チップを搭載。ゲーミングコンテンツも快適表示が期待できる

機械学習に関わる処理に特化するNeural Engineは上位のiPhone 16とスペックを揃えた。アップルはiPhone 16eも「Apple Intelligenceのために設計」したデバイスであることをうたっている。
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編集=安井克至

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