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2025.02.20 08:15

SEから16eへ、普及機「iPhone 16e」登場 AIに対応しUSB-C採用

A18チップによるハイパフォーマンスを確保しながら、iPhone 16ファミリーの中で最も安価な価格を実現した「iPhone 16e」が発表された

背面には「一眼二役」の48MP Fusionカメラを搭載する。光学2倍の望遠ズーム対応だ。焦点距離は等倍時が26ミリ、2倍ズーム時は52ミリ。絞り値はF1.6。デジタルズームは静止画が最大10倍、動画は最大6倍。

背面側に48MP Fusionカメラを搭載。等倍・光学2倍ズームを切り替えながら撮影可能

背面側に48MP Fusionカメラを搭載。等倍・光学2倍ズームを切り替えながら撮影可能

等倍で撮影した写真は24MP/12MPを選んで保存できる。静止画撮影はポートレートモードやナイトモードを搭載。超広角撮影やマクロ撮影、空間写真と空間ビデオの撮影には対応しない。

ビデオは最大4K/60fpsのドルビービジョンHDR撮影が楽しめる。その際に音声は空間オーディオで収録される。iPhone 16モデルから加わった空間オーディオのオーディオトラックを撮影後に編集する「オーディオミックス」はiPhone 16eにもある。

Apple Intelligenceの普及拡大にも貢献できるか

iPhone 16eのボディは堅牢性能の高い航空グレードのアルミニウム。ディスプレイのフロントガラスはアップルが独自に開発した「Ceramic Shield」だ。本体はIP68相当の防塵・防水対応としている。

高精細な6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載

高精細な6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載

本体の質量は167g。構造の見直しにより軽量化を図ったiPhone 14の172gよりも5g軽くなった。同じ6.1インチのiPhone 16は170gだ。

アップルが2016年から販売を続けてきたベーシックモデルのiPhone SEは、ついにラインナップから姿を消すことになる。税込6万2800円から買える第3世代のiPhone SEよりも、iPhone 16eの販売価格は高くなるが、Apple Intelligenceへの対応や48MP Fusionカメラの搭載など大幅に性能アップを果たした。

初めてのApple製5Gモデム「C1チップ」を搭載するiPhoneとして、その接続性能やバッテリー持ちがユーザー体験にどれほど影響するのか気になるモデルだ。すでにハイスペックなiPhoneを使っているユーザーにも注目されると思う。

カラーバリエーションはiPhone 4の頃の原点に戻り、ブラックとホワイトの2色展開になったが、リサイクルマテリアルを使ったアップル純正の5色シリコンケース(ウインターブルー/フクシア/レイクグリーン/ブラック/ホワイト)を組み合わせればカラフルに彩ることもできる。価格は税込6480円。Apple Intelligenceの普及拡大にも貢献するヒットモデルになるだろう。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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編集=安井克至

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