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2025.02.17 11:00

アップルが「折りたたみiPhone」の準備を進行中か、本のように開く?

サムスンの折りたたみスマホ、Galaxy Z Fold 6(Karlis Dambrans / Shutterstock.com)

サムスンの折りたたみスマホ、Galaxy Z Fold 6(Karlis Dambrans / Shutterstock.com)

サムスンとアップルが超薄型スマートフォンの発売を準備するなか、アップルは同社初の折りたたみモデルである「iPhone Fold」に向けた準備も進めているという。

この数年で出てきた断片的な情報によって、長らく話題になってきた折りたたみiPhoneは、折りたたみ型のiPadやサムスンのGalaxy Z Flipのようなフリップ型など、さまざまな形状がうわさされていた。しかし、Digital Chat StationAndroid Authority経由)の最新リークによると、アップルは本のように開く形状のデバイスを開発しているという。

この情報提供者によると、その端末は5.49インチの外側ディスプレイと7.74インチの内側ディスプレイを搭載するとのことだ。これはGalaxy Z Fold 6(6.3インチ、7.6インチ)よりも小さいが、初代Google Pixel Fold(5.8インチ、7.6インチ)に近いサイズ感で、やや横幅が広い形状になっている。

アップル流、折りたたみ端末へのアプローチ

アップルが初期の折りたたみ端末として本のような形状を採用するのは、既存ラインナップとの差別化という点で理に適っている。また、この形状の新製品をProモデルとしてリリースすれば、高いスペックと価格、そして高い利益率を見込むことができるだろう。

アップルが、iPhone Foldを競合よりも小さく設計するのは想定内だ。薄く洗練されたデザインを追求することは、同社の基本理念でもある。折りたたみスマートフォン、とりわけ本のように開く形状の端末は、明らかにテクノロジー好き向けという印象が強い。サムスンはGalaxy Z Foldを6世代にわたって洗練させてきたが、依然として「2台のスマートフォンを重ねたような見た目」であることは否めない。

アップルは、よりコンパクトなデザインでその印象を払拭しようとするだろう。現在、OPPO(オッポ)のFind N5が8.93mm(ほぼUSB-Cポートと同じ薄さ)という最薄折りたたみ端末の座を誇っているものの、うわさされているiPhone 17 Airに関連する技術が投入されれば、さらに薄い折りたたみ端末が誕生する可能性もある。

折りたたみ端末に欠かせない2つの要素であるヒンジとディスプレイの技術も、開発が進められているようだ。同社は、フレキシブル端末で一般的に使われる超薄型ガラスの製造をLens Technologyに委託したと報じられている。またヒンジに関しては、端末を広げた際に折り目が目立たないiPhone Foldを実現しようとしてきた。フレキシブル端末を提供する各社は製品を重ねるごとに折り目を改良しているが、完全に消し去ることはまだどのメーカーも達成できていない。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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