これまで第4世代のiPhone SEは、ディスプレイの上部にノッチ(切り欠き)があるデザインになると予想されていた。しかし、著名リーカーのエヴァン・ブラスのX(旧ツイッター)の投稿によると、このモデルには、ダイナミックアイランドが採用される見通しだという。
これまでiPhone SEは、最新のプロセッサを搭載しつつも過去モデルの筐体を再利用し、ディスプレイやカメラなどの部品を簡略化することで低価格を実現してきた。今回の次世代モデルは、完全に新規のデザインを採用することで、その前例を破る動きに出ると報じられているが、専門家の多くは、アップルがコストを抑えるために、従来どおりのノッチのディスプレイを採用すると予想していた。そのため、今回のリーク情報は意外なものと言える。
もちろん、このリークが確実なものとは限らない。いくつかの報道によるとiPhone SEの次世代モデルは、ダイナミックアイランドを持たないiPhone 14をベースにするとされている。ただし、iPhone 14にはLightningコネクタが搭載されていたが、次世代のiPhone SEはUSB-Cポートを採用することが確実視されている。これは特に、欧州連合(EU)圏内で販売されるスマートフォンに、USB-Cポートの搭載を義務付ける法律が施行されたことを受けてのものだ。
もう1つ興味深い点は、これまでの3世代のモデルと同様に、3月か4月には発売になると見られる新型iPhone SEの最終的なデザインを、アップルがうまく秘密にしていることだ。
この端末に関して現在わかっていることとしては、Touch IDではなくFace IDが採用されることや、ディスプレイが以前のLCDからOLEDに変更されることが挙げられる。しかし、その他の詳細については、さまざまな情報が錯綜しており、正確な情報が得られるのは、数週間後になるかもしれない。
(forbes.com 原文)