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2025.02.20 08:15

SEから16eへ、普及機「iPhone 16e」登場 AIに対応しUSB-C採用

A18チップによるハイパフォーマンスを確保しながら、iPhone 16ファミリーの中で最も安価な価格を実現した「iPhone 16e」が発表された

本体の左側面トップにはアクションボタンがある。カメラやフラッシュライトの起動など、アクションボタンの長押し操作に割り当てる機能はiPhoneの設定からユーザーが自由に選べるが、iPhone 16eはこのボタンの操作でApple Intelligenceの機能である「ビジュアルインテリジェンス」が起動できる。

アクションボタンの長押し操作でビジュアルインテリジェンスが起動する設定に変更できる

アクションボタンの長押し操作でビジュアルインテリジェンスが起動する設定に変更できる

ビジュアルインテリジェンスは他のiPhone 16モデルの場合、カメラコントロールボタンの長押し操作から起動する。iPhoneのカメラを向けた被写体についてChatGPTやGoogle検索を使って詳細を調べたり、外国語の文字情報をリアルタイムに翻訳する機能などが使える。2025年4月以降にはApple Intelligenceが日本語に対応するので、iPhone 16モデルでビジュアルインテリジェンスを使う機会も増えそうだ。

独自開発の5Gモデム「Apple C1チップ」を搭載

iPhone 16eにはAppleが初めて自社で開発した5G対応(Sub-6)のセルラーモデムチップ「Apple C1」が搭載される。

アップルはC1チップが通信の接続性能と電力効率の向上に貢献すると説明している。iPhone 16eはC1チップとA18チップの搭載が相まって、アップルが今までに発売してきた「6.1インチのiPhoneの中で」最もバッテリーパフォーマンスが優れるモデルになった。満充電からの連続ビデオ再生はiPhone 16、iPhone 15 Proよりも長い最大26時間を実現する。ビデオのストリーミング再生は最大21時間。バッテリーライフをiPhone 11と比較した場合は最大6時間、第3世代のiPhone SEとの比較では最大12時間長く持つ。

アップルの自社設計による5G対応モデムチップ「Apple C1」を搭載

アップルの自社設計による5G対応モデムチップ「Apple C1」を搭載

バッテリーのチャージはUSB-Cケーブル、または最大7.5WのQi互換ワイヤレス充電に対応する。MagSafeには対応していないようだ。USB-Cは最大480Mb/sのUSB 2。

Wi-Fi圏外時には衛星経由の緊急SOSや「探す」機能も使える。

メインディスプレイは6.1インチのSuper Retina XDR(有機EL)。200万対1の表示コントラスト性能を他のiPhone 16モデルと揃えて、明るく自然に映える映像を再現する。ディスプレイの上部にはノッチがあり、Face ID顔認証にも使う12MPのTrueDepthカメラを載せた。焦点距離は23ミリ、絞り値はF1.9。
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編集=安井克至

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