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キャリア

2025.02.18 14:00

新入社員向け、「長期的なキャリアアップ」が見込める4つの職種

mapo_japan / Shutterstock

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キャリアのスタートや方向転換は一大イベントだが、ほとんどの人が通る道でもある。米国では、1度でも転職をした経験がある労働者は全体の78%に上る。退職までに仕事を変える回数は、平均で3回以上だ。

というわけで、もしあなたが、自分の状況が行き詰まっているとか、不確実だと感じているならば、それはあなただけのことではない。

キャリア専門のコーチである筆者は、人々にいつもこう話している。初めての就職については、お金を稼ぐことばかり考えず、キャリアのスタート地点だととらえよう。新入社員時代は、仕事のコツを覚え、新しい扉を開いてくれる人たちに出会い、その先に待ち受けている未来の基礎を築くときだ。

ただし、盲点が1つある。新人向けの職種がすべて等しいわけではない。履歴書の隙間を埋められる程度の仕事もあれば、実際に高速のキャリアアップへとつながる職種もある。以下では、そうした職種を4つ紹介しよう。

営業開発担当(SDR)

取引が成立して契約書にサインが行われるまでに、その背景では多くのことが起きている。そうした諸々すべてをスムーズに進行させるのが、営業開発担当(SDR:Sales Development Representative)の役目だ。

営業開発担当者は、セールスの初期段階を担当する。具体的には、潜在顧客(リード)を見つけ、見込み客にアプローチし、追求する価値のある機会はどれなのかを見極める、などのプロセスだ。契約をまとめることに直接関与することはないが、チームが的確なターゲットに狙いを定めるようにするという、すべてを大きく左右する役目を担っている。

求人情報サイトGlassdoor(グラスドア)によると、米国で営業開発担当として働く人の平均年収は8万491ドル(約1230万円)だ。新人向けのポジションとはいえ、確かな調査力、高度なコミュニケーション能力、一連の業務フローを効率的に管理する能力が必要だ。

このキャリアパスに入ることを望んでいるのなら、研修プログラムやオンラインコースを受けると、適切なスキルを身に着けられるし、業界の人とのつながりもつくりやすい。

学位取得者を希望する企業もあるが、実務経験も同じくらい、ものを言う。小売業界であれ別の業界であれ、営業の経験があるなら、顧客の抵抗に対処したり、ニーズを理解したりするスキルはもう持っていることだろう。

営業開発担当者は、営業職を目指す人すべてにとって最適な出発点だ。実務経験を積み、基礎的スキルに磨きをかけ、今後の大きなチャンスに向けて土台を築くことができる。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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