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キャリア

2025.02.18 14:00

新入社員向け、「長期的なキャリアアップ」が見込める4つの職種

mapo_japan / Shutterstock

マーケティング・アシスタント

ソーシャルメディアからメールの受信ボックスまで、どこにいても、自分に合った広告が表示される、と感心したことはないだろうか。それこそ、マーケティングが稼働している姿であり、それを手助けするのがマーケティング・アシスタントの仕事だ。

マーケティング・アシスタントの平均年収は6万86ドル(約920万円)。マーケティング用素材の作成から、ソーシャルメディアの管理、画像や動画の制作、プレスリリースの調整といった幅広い実務経験を積むことができる。

ある程度の事務的な作業はつきものだが、営業チーム、広告チーム、市場調査チームと協力しながら、キャンペーンを企画して成果を上げるまでの過程を学べるだろう。

多くの企業が、HubSpot(ハブスポット)やCanva(キャンバ)といったマーケティング自動化ツールを導入しているので、そうしてツールの使い方を身に着けておけば、求人に応募したときに有利になるかもしれない。

未経験でも心配は無用だ。インターンシップや学生アルバイトの経験があれば役に立つが、必須ではない。マーケティングやビジネス、コミュニケーション、あるいは心理学の学位取得者なら有利に立てる可能性もあるが、それよりも重要なのは、創造性や構成力、そして、人を引き付けるコンテンツについて理解する力だ。

マーケティング系の仕事に就きたいなら、その足掛かりとしてマーケティング・アシスタントはうってつけだと言える。実務経験を積んだり、数々のスキルを身に着けたりできるし、ブランドマネージャーやマーケティングマネージャーへの昇進を目指すための下準備にもなる。

オペレーション・コーディネーター

企業の裏側では、何がどう機能しているのかという点について、気になったことがある人なら、オペレーション・コーディネーターにぴったりなタイプかもしれない。オペレーション・コーディネーターは、業務のすべての過程を1つにまとめる接着剤だと考えればいい。

部門の垣根を超えて仕事にあたり、チームがきちんと効率的に機能するようバックアップしながら、変化し続けるニーズに適応できるよう気を配る仕事だ。そのために、タスクを管理し、プロセスを調整し、生産性に目を光らせ、日常業務が脱線しないよう取り計らう。

オペレーション・コーディネーターの要件は企業によってまちまちだが、一般的には高校卒業かそれと同等の資格が必要になる。しかし、運営管理や経営管理など関連分野の学位を取得していれば、目に留めてもらえることが多い。似たような仕事の経験があるのなら、なおのこと心強い。企業は、即戦力として働ける応募者を望んでいる。

オペレーション・コーディネーターの平均年収は6万8187ドル(約1040万円)だ。キャリアアップも確実に見込める。上級オペレーション・コーディネーターやオペレーション・マネージャーに昇進できるほか、サプライチェーン管理やプロジェクト管理への転職もあり得る。

問題解決や工程改善、ビジネスの円滑運営に強い関心をもつ人にとって、オペレーション・コーディネーターは絶好の第一歩となるかもしれない。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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