そうした思いの第一歩として、今回津南の伝統的な酒造りと最新の発酵技術を融合させた、まったく新しい純米大吟醸「GO LUNAR」を開発。未来の宇宙食文化を支える発酵技術へつながる挑戦として、クラウドファンディングによる支援を募る。
このプロジェクトの発起人は、2023年に津南醸造の代表取締役に就いたユーグレナ執行役員CTOの鈴木健吾氏。微細藻類や発酵技術の研究者として、長年「発酵」の可能性を探求してきた鈴木氏は、学生時代にはバイオサイエンスを学んだという宇宙キャスターの榎本麗美氏(共同発起人)と出会い、宇宙環境において閉鎖空間でも持続可能な食文化を支える発酵は、宇宙での食料生産にも応用できるのではと考え、今回の純米大吟醸の開発につながっている。

「GO LUNAR」は、酒米ではなく魚沼産コシヒカリを使用し、繊細で透明感のある味わいで、微生物の力を最大限に引き出し、低温でじっくりと発酵させることで、華やかな吟醸香を際立たせている。さらにワインのような樽熟成による芳醇な風味を加えることで、新たな日本酒の可能性を追求したものだ。
クラウドファンディングでは、リターンとして、この「GO LUNAR」のほか、「GO TERRACE」、「GO VINO」(いずれも180mlビンボトル)3本セットを用意。2025年4月にリターン発送する予定だ。

その後、Web上で一般販売も行う予定だが、いち早く飲んでみたい人は支援してみてはいかがだろう。本プロジェクトはCAMPFIREにて2月19日より開始される。
出典:津南醸造「純米大吟醸『GO LUNAR』を開発し、CAMPFIREで限定販売」より