健康

2025.02.09 11:45

磨き残しがすぐわかるAI歯垢チェッカー、P&Gから

プレスリリースより

プレスリリースより

電動歯ブラシ「Oral-B by Braun」を販売するP&Gジャパンは、口を開けてスマホで歯を撮影するだけで歯垢が残っている部分を示してくれるサービス「歯チェックAI」を公開した。

これは、世界の遠隔歯科医療プログラムで使用されている「Toothlens」(トゥースレンズ)というツールを使ったもの。日本で初めての導入となる。Toothlensによれば、その検査結果を歯科医による写真分析と比較したところ、一貫して90パーセント以上の精度を示したという。アメリカではすでに240万人が利用しているとのことで、高い信頼性を誇っている。

使い方は、スマートフォンで「歯チェックAI」のサイトにアクセスして、カメラで口を撮影するだけ。数秒待つと、歯の映像の上に歯垢が残っている可能性のある場所が写真の上に四角形で示される。

厚生労働省の 「令和4年歯科疾患実態調査」は、全年齢層ではおよそ2.5人に1人の割合で歯周病に罹患している可能性があり、とくに若い人は増加傾向にあるとしている。また、厚生労働省の 「令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計」は、歯科医師数が統計開始以来初めて減少したと伝えている。そのため今後、口の中の「セルフケアの重要性は今後さらに高まる」とP&Gは指摘する。

きちんと歯ブラシができているかを調べるにはプラークチェッカー(赤い染色液)を使うのが普通だが、毎朝毎晩やるのは大変だ。こうしたツールがあれば、簡単に磨き残しや自分の歯みがきのクセもわかってありがたい。

P&Gでは「歯チェックAI」公開記念として2025年6月30日まで、利用者を対象とした100万円山分けキャンペーンを行っている。詳しくはオーラルBの特設サイトを見てほしい。

「歯チェックAI」は下記URLからアクセスできる。
https://selfcheck.toothlens.com/pg

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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