1日10時間英語漬け。平日は外出不可&夜間の学習義務の「スパルタ式」も
それではさっそく3週間の留学の様子をお伝えしよう。筆者の行ったCIPという学校では目的に合わせて様々なコースが用意されており、一般英語を学ぶESL、スピーキングに特化したスピーキングマスター、テスト対策のIELTS/TOEICコースなど様々なクラスがある。コースはスパルタ式/セミスパルタ式に分かれ、スパルタ式のコースを選ぶと、平日は外出不可&夜間の学習義務がある。筆者は会話力に特化したかったので、迷わず「スピーキングマスター」を選択。スピーキングマスターの授業は1日8コマ×45分(うちマンツーマンの授業が6コマ)で、マンツーマン授業は単語、文法、リーディング、ライティングなど科目別に、基本はテキストに沿って授業が進められる。もちろん人によってスケジュールは異なり、授業のコマ数が少ないコースを選べば、リモートで働きながらの留学も十分可能だろう。

フィリピン英語で大丈夫なのか
フィリピン留学というと、「なぜフィリピンで英語?」と思うかもしれない。実は1898年から1946年までアメリカ統治下にあったフィリピンでは英語が公用語の一つで、多くの人が英語を流ちょうに話すことができる。多少の訛りがある講師もいるが、「ブリティッシュ・イングリッシュを学びたい」など特別な目的がなければ問題ないだろう。とはいえ、ネイティブが使う自然な言い回しのニュアンスを学びたいなら、ネイティブ講師の授業は強くおすすめする。筆者も1コマのネイティブクラスを受講していたのだが、「文法は合っているが、僕ならあまり使わないね」など教科書には載っていない説明やスラングの解説などが面白く、毎日楽しみな時間だった。コース選択の際にマンツーマンクラスをどれだけ取るかも悩みどころだが、グループクラスはどうしても発言数が少なくなるので、「とにかくどんどん話したい!」という人は、マンツーマンクラスを増やした方がいい。
