ハイテク大手の中傷合戦
スターゲートをめぐるハイテク大手のトップらの論争は個人的な中傷合戦の様相を呈しており、アルトマンはマスクのこの批判が、OpenAIがマスクの生成AI企業のxAI(エックスエーアイ)に対して勝利を収めたことへの不満に起因していることを示唆した。一方、マスクはアルトマンを「詐欺師」と呼び、アルトマンが過去にトランプ大統領を批判した発言を掘り返した。マスクとアルトマンは2015年に非営利組織としてOpenAIを共同設立したが、2018年にマスクは同社から離れ、昨年はOpenAIが営利を追求する方針に転じたことを巡って訴訟を起こしていた。
マイクロソフトが、OpenAIの何パーセントを所有しているのかは明らかになっていない。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、2019年から2024年にかけてマイクロソフトは約140億ドル(約2兆2000億円)をOpenAIに出資したが、営利企業への転換時に同社がどれだけの持分を得るのかはまだ確定していない。
非上場企業であるOpenAIの評価額は、昨年10月に発表された66億ドル(約1兆円)の調達ラウンドで1570億ドル(約24兆5000億円)に達した。マイクロソフトは、このラウンドで約10億ドル(約1600億円)を出資したとされている。
(forbes.com 原文)