サポート期間の延長は、すでにPixel 7を使用中のユーザーにとって朗報であると同時に、まだPixelシリーズを使用したことがない人にとっては、以前から評価が高かったこの端末を手頃な価格で入手するためのチャンスが広がったことを意味する。発売から数年を経たPixel 7シリーズは現在、かなりお得な選択肢となっている。
米国のアマゾンなどのサイトでは現在、新品のPixel 7が350ドル(約5万3300円)未満で購入可能で、整備済みの中古のPixel 7 Proがさらに安い268ドル(約4万800円)で販売されている場合もある(日本のアマゾンでは整備済みのPixel 7が4万7000円程度で見つかる場合がある)。
ただし、筆者が2022年にテストを行った際に、Pixel 7のバッテリー性能は平均的なものだったため、中古品の場合は、バッテリーの持ちがいまひとつということも考えられる。2027年まで使用するつもりであれば、新品もしくは新しいバッテリーを搭載した端末を選ぶのが最善といえるかもしれない。
Pixelシリーズのメリットの1つは、消しゴムマジックなどのさまざまな人工知能(AI)機能が利用可能な点にあるが、グーグルはFeature Dropと呼ばれる機能プログラムを通じて、Pixel 7に引き続きAI関連のアップデートを提供中だ。12月のアップデートでは、新たな絵文字のオプションや、従来よりも豊かな感情表現が可能になった自動字幕起こし機能が追加された。
また、10月のアップデートでは、AIを活用したアプリ「Pixel天気」や新たな天体写真機能がPixel 7ユーザーに提供された。グーグルは、今もなおPixel 7に力を入れ続けており、この状況は2027年まで続くと見込まれる。ただし、「超解像ズーム」といった高度なAI機能は、最新のチップのGoogle Tensor G3を搭載したPixel 8 Pro以降のモデルのみで利用可能となっている。
(forbes.com 原文)