ニュースサイトThe Informationのレポートによると、チタン製のProモデルは廃止される予定という。これは意外なニュースかもしれない。なぜならチタン素材は、2023年のiPhone 15 ProおよびPro Maxで初めて導入されて、大きな注目を集めたばかりだからだ。
レポートによれば、iPhone 17シリーズは、全モデルがチタンではなく、アルミニウムのフレームに切り替わるという。
また、Proモデルの背面デザインには大きな変更が加えられるという。「ProおよびPro Maxモデルの背面は、一部がアルミニウムで一部がガラスの新たなデザインになる。背面上部には従来の3Dガラスではなくアルミニウム製の大きな長方形をしたカメラの突起が配置され、下半分は引き続きガラス製で、ワイヤレス充電に対応する」とThe Informationは報じている。
カメラパネルの形状が変更されるかどうかは明らかではないが、現時点で四角形に近い長方形のカメラパネルの周囲が、ガラスではなく金属に置き換わるというのは、ユニークなアップデートといえる。また、この変更はワイヤレス充電にも影響を与えることになる。だからこそ、背面下部にはこれまでどおりガラスが使われることをこのレポートは示唆している。
このような設計が驚きなのは、異なる素材を組み合わせることで、アップルが追求するシームレスなデザインがどのように変化するのかがが想像しにくいからだ。
2007年に登場した初代iPhoneは、ほぼアルミニウム製で底部がプラスチックだった。このデザインは当時は洒落たものに見えたが、その後の17年で工業デザインは大きく進化している。
The Informationが報じた設計が、アップルの最終決定となるかは疑問だ。しかし、これらのプロセスには時間がかかるため、同社はすでに設計を確定させているか、その最終段階にあると考えられる。
(forbes.com 原文)