話題のスモールラグジュアリーホテルブランド「UMITO」から、シリーズ初となるオーベルジュ「UMITO 鎌倉 腰越」が誕生。鎌倉・腰越海岸を目の前にしながらステイする贅沢を味わいたく、いち早く訪れた。
海辺の、たとえばハワイのリゾートでは、客室から海が見えるか否かによってその宿泊料金が大きく異なる。まず、もっとも高価なのが海を目の前にするオーシャンフロント。次に至近ではないが、海が見えるオーシャンビュー。さらに、限定的ではあるが海が見えるのがパーシャル・オーシャンビュー……という具合。このパーシャル~になると、隣の建物の、その向こうに海がチラリと見える、などというケースも多く、海が一応見えるだけでラッキーだと思ったほうがよい。実際、朝起きてすぐに海を目にするのは心が晴れ晴れとするし、波の音を聴きながら眠ればいつもより深く眠れるよう。多少高くても、稀少なオーシャンフロントに泊りたいと思うのは私だけではないだろう。
そのオーシャンフロントであることにこだわり、“海最前列”というフレーズで表現しているのが、スモールラグジュアリーホテルブランド「UMITO」だ。目の前に海がある一等地だけを選り抜き、10室以下の小規模なリゾートを開発。ユーザーは10泊以上の使いたい日数分をシェア別荘として購入すれば、自分で使えるのはもちろん、使わない時はホテルとして貸し出し、収益を得ることもできるという画期的なサービスで話題を呼んでいる。現在、沖縄・恩納村や鎌倉、熱海、ニセコ等で複数のホテルやヴィラを展開しており、今後も奄美大島、石垣島、宮古島などで竣工が予定されている、いま注目のスモールラグジュアリーホテルである。
今回はその「UMITO」から、2室のみのよりスモールでラグジュアリーな「UMITO 鎌倉 腰越」がオープンしたと聞き、出かけてみた。お目当ては併設しているレストラン「Le RESTAURANT」でのディナー。こちらは「UMITO」としては初となる、レストランには一般客も迎え入れるオーベルジュスタイルなのだという。ゲストルームも特別に内覧させてもらった。
edited & text by Miyako Akiyama
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