刻々と表情を変える夜空を味わうサンセット・ディナー
1階は20席のダイニングと、海をより間近に感じることができるテラス。「レストランひらまつ 広尾」で8年にわたり料理長を務めた小川大樹シェフによるフランス料理が楽しめる「Le RESTAURANT」だ。シェフ自身がディレクションしたというブルーをアクセントカラーにしたインテリア、吟味したカトラリーやテーブルウェアの数々など、細部にまでこだわった空間づくりに、「いつかは海辺に店をもちたいと思っていた」という小川シェフの深い想いを感じることができる。
楽しみにしていたディナーは鎌倉の山海の恵を活かした、ここでしか味わえない料理の数々。もともと腰越海岸は駿河湾と相模湾の間に位置していることから魚種も豊富で、小川シェフは日々近郊の魚市場に足を運び、その日のベストを仕入れているのだとか。ほかにも、地元の無農薬栽培や国内最高峰といわれる倉薗牛(宮崎)など、吟味された食材が洗練されたフレンチに昇華されているのが印象的であった。なかでもスペシャリテの「ラングスティーヌのエチュヴェ」には地魚のコンソメブイヤベースがたっぷり添えられ、滋味豊かな味わい。「ボーペイサージュ」など人気で入手困難なワインとのペアリングも楽しく、つい杯を重ねてしまった。
気づけば、先ほどまであざやかな夕焼けを見せてくれていた空もすっかり暮れなずみ、漆黒の星空へ。江の島には夜景がきらめき、展望灯台のイルミネーションが美しくまたたいていた。この空の変化を眺めながら美食に酔うのは何にも代えられない贅沢。このまま泊りたい、東京の自宅へ帰りたくないと考えながら、「あ、そのために『UMITO』があるのか」と腑に落ちた。月に数日でも、この極上の非日常を味わえるなら決して高くはないのでは、と自分の貯金残高をそっと確認したりして(笑)。いつかは海を眺めながら暮らしたいとは誰もが夢みることだが、実際に別荘を所有するのはメンテナンスが大変だし、諸手続きも面倒くさい。 2024年11月から、西洋占星術的には本格的に“風の時代”がスタートし、時代は所有から共有へ、モノやお金より経験や時間へと価値基準が変化していくと言われているが、そんな観点からも「UMITO」は時代を先読みしているサービスだと言えるだろう。
UMITO 鎌倉 腰越
神奈川県鎌倉市腰越3-12-6
☎0120-511-098(宿泊専用フリーダイヤル)
☎0467-55-8084(ホテル代表・レストラン)
レストランの営業18:00〜22:00(LO19:30)、不定休


