海最前列にステイするという極上の非日常

2024年11月26日にオープンしたばかりの「UMITO KAMAKURA KOSHIGOE」。
さて、訪れてまず驚いたのはそのロケーション。“海最前列”とは聞いていたものの、ここまで海が近いとは。“エボシライン”とも呼ばれる国道134号線沿い、腰越海岸に向けて開口部を広くとった建物は3階建て。1階がレストラン、2階と3階がそれぞれ1室のみの客室で計2室。つまり1日2組しかステイできない贅沢なつくりだ。
1フロアに1室のみという贅沢なつくり。1室に最大6名まで宿泊できる。
客室に足を踏み入れてみると、まず天井から床まで大きく開かれた窓の、全面に海が広がる様が圧巻。右は駿河湾と江の島、正面に初島、左に相模湾を擁する腰越の海を両腕で抱きしめるように感じることができる。ちなみに腰越海岸は1189年に義経の首実検が行われたことでも知られているが、今はサーファーやSUPなどマリンスポーツを楽しむ人や、砂浜を犬と散歩する人などが行き交う、穏やかなビーチ。ゴミひとつ落ちていない様を見ても、地元の人々がこの海岸をどれほど大切にしているか、その愛情を推しはかることができる。
ラグジュアリーでありながら緊張を強いることがない、落ち着いた雰囲気のインテリア。
室内に目を移してみれば、120平方メートル余の広々としたスペースに、リビングダイニングとベッドルームがふたつ。それぞれパーテーションで仕切れるのでプライバシーは保てるが、どの部屋にいても海が視野に飛び込んでくる。これはまごうかたなきオーシャンフロントだ。天然の木材を基調としたインテリアは心地よく、大きめな家具がリゾートにいるという解放感を与えてくれる。
入浴しながら海を眺められるバスルーム。
また特筆すべきはバスルームだ。石壁が印象的なバスルームにはバスタブ、サウナ、水風呂、露天風呂が海へ向かって一直線に並んでおり、そのどれからも海を眺めることができる。サウナから水風呂、そしてテラスでの外気浴……と、常に海を眺めながら“ととのう”ひとときは極上の非日常を演出してくれることだろう。服を脱ぎ捨てたくなる衝動を抑えながら、階下へ。今日ここへやってきたのは、レストランでのディナーがお目当てだったことを忘れそうになっていた。