キャリア

2024.11.19 08:00

あなたはなぜ働くのか? 仕事への情熱を再燃させる「4つの戦略」

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最近、職場に向かう足が重く感じないだろうか? 特に同じ仕事をずっと続けていると、迷いや疎外感、意欲の低下を感じるのはごく普通のことだ。

2023年にピュー・リサーチ・センターが発表した調査によると、米国の社会人の約半数は自分の仕事に満足しているという。裏を返せば残りの半数はそこまで満足していない、もしくはあまり満足していないということだ。理由として、成長の機会が限られていること、ワークライフバランスが取れていないこと、コミュニケーションが不足していること、努力や貢献が評価されないこと、単なる退屈などが挙げられている。

良いニュースは、仕事への情熱を再燃させ、より有意義なキャリアを追求できる方法が存在するということだ。前向きな変化を受け入れることで、仕事に対する熱意と愛情を再発見することができる。そのために有効な4つの戦略を紹介しよう。

コンフォートゾーンから一歩踏み出す

コンフォートゾーンを飛び出すと、不安になったり、圧倒されたり、馬鹿らしく感じたりすることがある。しかし、最初の重要な一歩を踏み出さない限り、同じ場所から抜け出すことはできない。毎日同じ職務や責任を繰り返す単調さを打破するために、勇気をもって新しい仕事に挑戦してみよう。例えば、新しいプロジェクトのリーダーを引き受けたり、他チームや他部署のメンバーと協力したりする。志を同じくする人々やその分野の専門家とネットワークを築き、刺激を受け、当初の目標や、なぜここで働いているのかを思い出そう。

大人数の前で話すことに慣れていない人は、チームミーティングで積極的に発言することから始めよう。現在および将来のプロジェクトについて質問し、新しいアイデアを共有するのだ。何がうまくいっていて、何を改善すべきかを知るために、積極的にフィードバックも求めてみよう。

さらに、会社のイベントやワークショップ、その他の集まりに参加して、同僚や上司のことをもっとよく知ろう。彼らと打ち解けることで、職場に行く理由が増えるはずだ。

新しいワクワクする目標を設定する

入社初日に感じたようなワクワク感がないのなら、新しい目標を設定することで、その気持ちを取り戻そう。仕事で毎月のノルマを上回る、月に最低1冊は本を読むといった短期的な目標から始めてみるのはどうだろうか。可能であれば、近いうちに海外旅行をして、景色や視点を変えるのもいいかもしれない。また、目覚ましが鳴った瞬間に起きて、好きなことをする時間を増やすのも1つの手だ。

昇進や昇給、起業、グローバルリーダーになるなど、長期的な目標も立ててみよう。そうすることで、個人としても、1人の社会人としても成長し、働く毎日が楽しみになるだろう。
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翻訳=江津拓哉

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