検出が容易
SETIが非常に長期にわたるプロジェクトになるのは、ほぼ間違いない。高度な地球外技術のテクノシグネチャーは、微生物の直接的な証拠となるバイオシグネチャー(生命存在指標)よりも検出が容易である可能性があると考えられている。テクノシグネチャーから発せられる電波の検出は、電波天文学の一分野だ。MWRが集める電波信号は、数十億光年の旅を経て地球に到達したものになる。
何十億もの恒星系
MWAはまもなく、集光面積1平方kmの世界最大の電波望遠鏡「1平方キロメートル電波干渉計(SKA)」の一部を構成することになる。総工費21億ドル(約3000億円)のSKA天文台は、オーストラリアと南アフリカの2カ所に建設予定で、低周波アンテナ100万基を使用し、MWAの50倍以上の受信感度がある。SKAが完成すれば、地球から発せられているのに似た、近傍の太陽系外惑星からの電波信号を検出したり、何十億もの恒星系のテクノシグネチャーを探索したりが可能になるかもしれない。
(forbes.com 原文)