ビジネス

2024.09.22 14:15

あなたの英語力で海外出張をサバイブできるか?

beeboys / Shutterstock.com

空港での「通関処理」という壁

私の定義の4つの英語レベルの1つ目は「サバイバルレベル」です。文字通り、「生きのびられるレベル」の英語能力という事になります。
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あなたがはじめて海外出張に行ったと想像してください。はじめての海外出張のあなたを気遣って、上司は日系のエアラインでの出張を認めてくれたので、日本の空港でのチェックインや機内での食事などは日本語で済ませられました。

しかし、飛行機が無事目的地の空港に着くと、イミグレーションと呼ばれる入国審査を通過しなくてはなりません。「来訪の目的は観光かビジネスか?」、ビジネスなら「勤務先は?」、「何日間どこに滞在するのか?」といった事項を聞かれることも少なくありません。

無事入国審査を通過したあと、(荷物を預けていたときは受け取ってから)税関申告へと向かいます。普通は無申告という出口を通って無事到着ということになるのですが、業務の内容によっては製品サンプルなどを別送品として送っていたり、業務用に一時的に試作品をハンドキャリーするためにATA条約(国際条約)での通関申告書(カルネ)を処理する必要がある場合、窓口を見つけて、通関処理をしなくてはなりません。
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こういったやり取りは大体英語で行われます。入国・通関処理に伴う英語対話ができないと別室で詳細な取り調べを受ける事があるので、英語力は重要です。

ライドシェアを呼ぶためのスマホSIMを入手できるか?

無事入国と通関が済んだら、次は宿泊するホテルや訪問する相手先の会社に空港から向かう事になります。今は多くの国でタクシーよりもライドシェアが主流で、スマホで車を呼べる様になりました。訪問国でも携帯電話を使えるように、訪問先の国でも使える携帯のSIMや海外用のモバイルWiFiをあらかじめ入手しておくか、日本の携帯キャリアの海外ローミングサービスに加入しておくか、現地でSIMを売っている店や自動販売機を探しておく必要があります。SIMの自動販売機の購入インストラクションも、場所によっては日本語などを選べる販売機もあるとはいえ、たいてい英語です。
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文=茶谷公之

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