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2024.08.17 09:45

独り暮らしの親とのコミュニケーション、2割は「週1以上会う」

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もうすぐお盆で、実家へ帰省する人も多いことだろう。親が離れて暮らし、しかも一人暮らしだったりすると、帰省するたびに今後のことが心配になってくるはず。そんな離れて暮らす一人暮らしの親を持つ40歳以上の男女に、LIFULL seniorが「親とのコミュニケーションやサポートに関するアンケート」を実施。その結果を公開している。

それによると、一人暮らしの親について気がかりなこととしては、「誰にも気づかれない状況で倒れていないか」が47.8%でトップ。「認知症を発症していないか」が37.5%、「食事が摂れているか」が30.6%で続いている。

親と連絡を取る頻度としては、「週1回以上」が40.7%でトップ。続いて「月に2、3回」が24.7%、「月に1回が16.8%」となっている。ただ、中には1年に1回や3年以上連絡していないという人もおり、親への関心度はバラツキも見られた。

一方、親と会う頻度は、「週1回以上」が22.1%でトップ。「月に2,3回」が16.7%、「月に1回」が17.9%となっている。意外と会う頻度が多いが、このあたりは通う距離によって違ってくるだろう。

親との連絡手段としては、電話が78.6%でダントツトップ。続いて「メール、LINE」が44.9%、「ビデオ通話」が8.1%となっている。中には「オンラインゲーム」(4.1%)という人もおり、60代の人ほど利用頻度が多いようだ。


親の見守りツール・サービスの利用については、「サービスは知っているが利用していない」が57.8%でもっとも多く、「サービス事態を知らない」が20.3%、「利用している」が14.4%と続いている。実際に利用している人は意外と少なく、このあたり特にITを活用したサービスを利用することで、安価で効果的な見守りができるはず。また自治体によっては、介護系サービスに対して利用助成を行っている場合もあり、一度調べてみたほうがいい。

筆者も親の介護をどうするか悩んでいる1人。最近親のクルマを廃車にして乗らせないようにしたため、買い物を一緒にクルマで行っている。2世帯住宅なので、すぐに見られる環境だが、通うとなるとやはり負担と感じることだろう。介護施設への入居はまだ早いと思っている人は多く、親の状態を確認できる見守りツールの活用は有用であり、負担を減らしつつ親をサポートできるような仕組みを考え、親と今後のことを話し合ってほしい。

出典:LIFULL senior「親とのコミュニケーションやサポートに関するアンケート」より

文=飯島範久

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