2011年に打ち上げられ、2016年から木星を周回しているNASAのジュノーは、スクールバスほどの大きさで、太陽エネルギーを動力源とする探査機としては、太陽から最も離れた位置に到達している。
非常に扁平な楕円を描く軌道を周回しており、1カ月に1回、木星の極地域に接近通過する。
その際に毎回実施される近接フライバイ(接近通過観測)は近木点通過(perijove)と呼ばれ、ジュノーが画像を撮影してNASAの深宇宙ネットワークを通じて地球に送信するのはこの間に限られる。
だが、画像処理技術者の専門チームは存在しないため、ボランティアの「市民科学者」チームが、毎回の近木点通過後にジュノーミッションの特設サイトから生データをダウンロードし、ここで見ることができるような美しい画像を作成している。
今回の画像は2024年7月17日、ジュノーによる63回目の近接フライバイ(近木点通過)時に撮影されたものだ。次回は2024年8月18日に実施される予定。
(forbes.com 原文)