マーケット

2024.07.31 09:00

【米国株ウォッチ】ディズニー、エンタメ事業は逆風も株価は割安水準か

株価パフォーマンス

DISは、2021年1月初旬につけた180ドル台から、現在の90ドル前後の水準まで約50%下落した。過去3年間におけるDISのリターンは、2021年にマイナス15%、2022年にマイナス44%、2023年に4%だった。一方、S&P500種株価指数のリターンは、2021年に27%、2022年にマイナス19%、2023年に24%であり、DISのリターンはすべての年においてS&P500を下回った。

結論

では、現在の株価は割安なのだろうか? 先述したように、同社のストリーミング事業やエンターテイメント事業にはいくつかの懸念はあるものの、私たちは総じて同社をポジティブに見ている。ディズニーは、収益力強化のためのコスト削減と同時に、事業の再構築によってさらなる価値を引き出そうとしている。今年度末までに約75億ドル(約1兆1500億円)の経費削減目標を達成、もしくはその目標をも上回る見込みであり、EPSは前年度比で少なくとも20%の成長を達成すると私たちは予測する。それらを踏まえ、私たちはディズニーの目標株価を、現在の市場価格より約50%高い137ドル程度としている。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事