夏休みだ! わーい、遊びにいこう! という時代は終わりつつあるのか。夏期休暇がうれしくないという人が増えている。消費者購買行動データサービス「Point of Buy」を運営するmitorizは、20代から50代の同サービス登録会員3003人を対象に、夏期休暇に関するアンケート調査を実施した。それによると、夏期休暇がうれしくないと答えた人は4割強にのぼった。
もちろん、夏休みはうれしいと思っている人のほうが多いのだが、昨年の調査と比較すると、うれしい人は約1割減少し、そのぶん嬉しくない人が増えている。
夏期休暇をどう感じるか。
うれしい理由は、家族と過ごす時間が増える、ゆっくり休める、自分の時間が取れる、旅行やレジャーができるといったものが上位に見られる。なかでも今年の調査では、家族と過ごせるからと答えた人が15パーセントも増えた。
さて、うれしくない理由はというと、もっとも多いのが「どこへ行っても混雑しそう」だ。続いて、とくに予定がない、出費が増える、値上げが気になって楽しめないなどとなっている。とくに今年は、混雑関連に加えて「仕事の負担が増える」という理由が増加した。「仕事ができる日数が減る」も、昨年からわずかに増えている。
夏期休暇(お盆)がうれしくない理由。
夏休みの過ごし方を聞くと、いちばん多いのが「何もせずゆっくり過ごす」で約45パーセント。昨年から4パーセントほど増えた。続いて家の片付け、お墓参り、食事を楽しむ、帰省となっている。トップ20の順位は変わらないものの、お墓参り、海のレジャー、海外旅行がわずかに減った。
夏期休暇(お盆)の過ごし方。