価値観を変える対話型の学習体験「Peace Dialogue」などを提供する、一般社団法人Peace Education Lab Nagasaki(ピースエデュケーションラボ長崎 代表理事:林田光弘)が、昨年アカデミーを設立。前回は、長崎市や諫早市といった長崎県内だけでなく、千葉、神戸、広島からも参加する者がいた。高校生から社会人まで幅広く、職業も医師や県庁職員など多様なバックグランドをもっていた。
今年は、第2期生として35名の参加者を募集している。二次募集の締め切りが8月11日で、申し込み多数の場合、書類による選考が実施される予定だ。本プロジェクトは、30歳以下ならば誰でも参加することができ、参加費は無料となっているのも魅力の一つ。なお、長崎県在住者が優先される。
アカデミー参加者は、自身と社会の接点を見つけ出しながら、よりよい世の中について考えるきっかけの多くを得られるだろう。
今年は、8月21日から10月23日の週1回、全10回にわたって開催される。2回目となる今年も、多様な講師が登壇する予定だ。広島出身で被爆3世のバックグランドをもつ社会起業家 住岡健太、クリエーティブ・ディレクター、コピーライターのキリーロバ・ナージャ、パラアスリートの堀井友哉、アパレル会社を経営するeriなど、多様な講師陣によるレクチャーが実施される。例えば、キリーロバ・ナージャは、「6カ国で育って見えてきたクリエーティビティと平和のお話」というテーマで、自身の経験を交えた授業を行う。
自己理解や平和学習など、「自分を知り、世界を変える」ための学びを得たあと、参加者は最終課題として独自のプログラムづくりに挑戦する。レクチャーを通じて得た学びを行動に繋げるまでを体感することで、Peace Makerとしての第一歩を踏み出すことができるのだ。
さらに、アカデミー卒業後は、PLABコミュニティに加わることで、学び・つながりを継続することもできる。他にも希望者には実践の場として、修学旅行生やインバウンド客向けの「Peace Tour」のガイドなど、PLABの企画や運営に参加する機会も用意されるという。
PLABの理事であり、Forbes JAPANのスモール・ジャイアンツ イノベーターとしても活動する鳥巣智行は、「自分のことを振り返ったり、社会のことを考える時間をつくることで、新しい気づきが得られる時間にしたいと思っています。今年も多様な講師の方にご参加いただけることとなりました。何かやりたいけど初めかたがわからない人も、すでに何かアクションを起こしている人も、みなさんの参加を歓迎しています」と話す。
自己分析を深め、新しいアイデアを生み出す発想力や、多様性を認め合い、異なる価値観を持つ人たちと力を合わせる課題解決力、仲間を集める発信力などを身につけながら、世界を変えていこう。(詳細はこちら)
▶︎鳥巣は、スモール・ジャイアンツ イノベーターとして活動中