たとえ米国や欧州が中国製品を今以上に輸入していたとしても、低迷する需要の代わりとして製造能力を高めようとする中国政府の取り組みは過ちだっただろう。国際通貨基金(IMF)などの国際機関はここ数年、中国に対し、製造業の輸出に依存せず、国内主導の成長モデルに軸足を移すよう助言してきた。中国は時にこのアドバイスを受け入れ、そのような調整を政策に盛り込んできた。中国が昨年行った代替の策は必要とされる根本的な調整とは真逆のものだった。折しも米国や欧州が態度を変え、タイミングも悪かった。生産者物価指数の下落は中国経済が抱える別の問題を声高に物語っている。
(forbes.com 原文)