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2024.06.22 12:00

旅行者が避けるべき「世界の危険な食品10」

5. タランチュラの素揚げ/カンボジア

タランチュラの素揚げ(Getty Images)

タランチュラの素揚げ(Getty Images)

地元の人には人気のメニューだが、近づきたくもない生き物を食べることに、嫌悪感を持つ人も多いだろう。

タランチュラなど大型のクモは特に高値で売れることから、持続可能とはいえない状況で捕獲されており、生態系への影響も懸念されている。

6. 生き血のスープ/ベトナム

生き血のスープ(Getty Images)

生き血のスープ(Getty Images)

「ティエット・カン」と呼ばれる伝統的なスープは、アヒルやガチョウ、ブタの血で作られる。酸味やバターっぽさ、ゼラチン質を感じるといった特徴を好む人がいる一方、金属味がするとして嫌う人もいる。

このスープには、体温を下げる、口内炎を治す、貧血を防ぐなどの効果があるとされているが、保健当局は健康上のリスクに対する注意を喚起している。ガチョウとアヒルは、鳥インフルエンザに感染している可能性もある。

7. ニシキオオツバメガ/マダガスカル

ニシキオオツバメガ(Getty Images)

ニシキオオツバメガ(Getty Images) 羽の色も模様も美しいガの一種、ニシキオオツバメガの幼虫は珍味とされ、煮たり揚げたりして食べられている。だが、トウダイグサ科の植物を食べて育つ幼虫はその毒素を消化することができず、その体内には有毒成分が残留している。

8. アキー/ジャマイカ

アキー(Getty Images)

アキー(Getty Images) ジャマイカを含む一部の国で一般的に食べられているフルーツだが、未熟な状態では天然毒素のヒポグリシンを高濃度に含む。食べると「ジャマイカ嘔吐病」と呼ばれる症状を起こし、死に至る場合もある。

9. サンナクチ/韓国

サンナクチ(Getty Images)

サンナクチ(Getty Images)

生きているタコを小片に切り分け、まだ動いているうちにゴマ油をつけて食べるサンナクチは、生きているものを食べるという考えや倫理的な面に問題があるだけではない。触手にある吸盤が口の中やのどにはり付き、窒息する危険がある。

韓国では実際、2023年にも82歳の男性が生のタコを食べて息を詰まらせ、その後に心臓発作で死亡している。

10. ハイガイ/中国・上海

ハイガイ(Getty Images)

ハイガイ(Getty Images)

中国では昔から人気の食材である一方、多数の感染例が報告されている。原因は主に、貝そのものではなく、生息していた海水中のウイルスや細菌が残留していること。上海では主に早茹でで食べられているが、その調理法では特に危険性が高い。

保健当局は、ハイガイとA型肝炎、E型肝炎、腸チフス、赤痢との関連性を指摘している。

forbes.com 原文

編集=木内涼子

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