宇宙

2024.06.07 18:00

「夏至の月」と「赤色巨星」「夜行雲」が楽しめる6月の夜空

自由の女神の背後に沈む「ストロベリームーン」。2023年6月4日の日の出前にニューヨークにて(Getty Images)

4. ミッドサマーナイトイブ

時期:6月20日(木曜日)
場所:日の出と日の入
advertisement

夏至は北半球では夏の始まりを告げるが、南半球では冬至であり冬の始まりを告げる。この時、地球の軸は太陽側に最も大きく傾く。夏至の瞬間は日本時間6月21日(金曜日)の午前5時50分だが、 日が昇るところ(1年で最も遠い北東から)や日が沈むところ(最も遠い北西へ)も見てみよう。至点(夏至または冬至)を表す「solstice」は、ラテン語の「sol(太陽)」と「sisto(止まる)」が由来で、日の出と日の入の位置が数日間変わらないことからきている。

グラストンベリー・トーの向こうに昇る満月を見る、夏至を祝福するために集まった人々(Getty Images)

グラストンベリー・トーの向こうに昇る満月を見る、夏至を祝福するために集まった人々(Getty Images)

5. 今夏、最初の満月

時期:6月22日(土曜日)にあなたがいる場所の月の出時刻
場所:東

この日の夜は、6月の満月「ストロベリームーン」が日没後の東に昇るところを見るタイミングだ。6月に北半球では太陽が最も高く昇り、反対に月は最も低くなるため「ストロベリームーン」は1年で最も低く留まる月となる。12月の太陽によく似ている。夏至のわずか1日後に昇ることから、北半球の夏で最初となるこの満月は「ホットムーン」とも呼ばれる。

6. 大型ロケットの打ち上げ

時期: 日本時間2024年6月26日6時16分
場所:米フロリダ州ケネディ宇宙センター(SpaceXのYouTubeチャンネル
advertisement

スケジュール通りに運べば、この日(現地時間6月25日)、SpaceXの大型打ち上げロケット、ファルコンヘビーがNASA/NOAAの衛星GOES-Uを静止軌道に運ぶために打ち上げられる。フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、発射時限は現地時間午後5時16分に始まる。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事