それから10年以上が経ち、デル・レイはスーパースターの仲間入りを果たした。彼女は、その後の他のアルバムでも成功を収めているが、『ボーン・トゥ・ダイ』を超える作品は存在しない。ビリー・アイリッシュも「あのアルバムは音楽を変えたと思っている」と語るこのアルバムは、彼女の自身の最も成功したプロジェクトであるだけでなく、過去10年間で米国で最も購入されたアルバムのひとつでもある。
『ボーン・トゥ・ダイ』は、デル・レイが次のアルバムに取り組んでいる間に、チャートの上位を維持し続けている。今週、この作品はビルボードのほぼすべてのチャートで上昇した。
調査会社ルミネイトによると、デル・レイのデビュー・アルバムは過去1週間で米国においてアルバム相当単位で1万4738ユニットの売上を記録した。このうちフィジカルコピーの販売枚数は2441枚で、前週からわずか0.1%の増加だったが、それでも再びチャートを上昇するのに十分だった。
『ボーン・トゥ・ダイ』は、今週のビルボード200で62位から59位にランクアップした。また、トップ・アルバム・セールスでも47位から41位に、トップ・ロック&オルタナティヴ・アルバムでも14位から13位に順位を上げている。
このアルバムは他の2つの集計でも好調で、アナログ盤のランキングのVinyl Albumsリストでは23位をキープし、トップ・オルタナティブ・アルバム・チャートでも6位をキープしている。『ボーン・トゥ・ダイ』は、過去にこの2つのチャートを制していた。
デル・レイは現在、次のアルバムの『Lasso』の制作に取り組んでいる。9月にリリース予定のこの新作は、彼女がこれまで足を踏み入れたことがなかったカントリー・ミュージックをテーマにしたものになるとされている。
(forbes.com 原文)